レバンガ北海道は5月7日、野口大介、関野剛平、山本柊輔、溝口秀人、牧全、内田旦人、バイロン・ミュレンズ、デイビッド・ドブラスを自由交渉選手リストに載せたことを発表した。
中でも主力として活躍してきた野口、関野の公示は驚きが大きい。
レラカムイ時代からの生え抜きである野口は35歳のベテランとはいえプレーに衰えは見られず、今シーズンは残留プレーオフを含む全63試合のうち62試合に出場。残留を懸けたプレーオフ第3戦の終盤には相手の外国籍選手を鬼気迫るディフェンスで封じ、大きな存在感を見せていた。
また24歳の関野はベテランの多いチームをアグレッシブなプレーで盛り立てる存在。こちらも今シーズンはプレーオフを含めて60試合に出場。GAME3にもつれる激闘で競り勝つ上で彼のもたらすインテンシティは欠かせないものだった。
過去2シーズンは23勝、26勝を挙げた北海道だが、今シーズンは10勝と大苦戦。開幕前に震災が直撃、シーズン序盤のヘッドコーチ交代劇にケガ人の続出とマイナス要因が重なった結果ではあるが、激戦の東地区で今後も生き残り、チャンピオンシップ進出など上を目指すためには戦力のテコ入れが必須。観客動員は順調に伸び、経営面ではBリーグのお手本とも言うべき存在になっているだけに、今オフの新チーム編成がどのように進むのかは注目だ。