8連勝と調子を上げてオールスターブレイクに

現地2月12日、ナゲッツはトレイルブレイザーズに132-121で勝利した。これでナゲッツは2日前の146-117に続いてブレイザーズに連勝。相手は黒星先行とはいえ直近で10勝1敗と勢いに乗っていた。特にディフェンスが好調だったトレイブレイザーズに対し、2試合続けて大量得点での快勝は評価できる。

2月10日の試合でテクニカルファウル2つで退場処分となっていたジャマール・マレーは、12日の試合でその鬱憤を晴らす55得点をマーク。この大爆発について「すべては競争心から来ている」と語る。

「僕はプレーする準備ができていた。特に同じチームと続けて対戦するプレーオフに慣れている。僕のプレーを分かっていている相手とやり合う。そういった要素も含めて、僕は準備ができていたと思う」

ナゲッツのマイケル・マローンヘッドコーチは、次のようにマレーを絶賛する。「今日の彼は本当にアグレッシブだった。コーチとして自分の選手がこのようなプレーを見せてくれるのは誇りであり、彼のためにうれしく思う。彼はチームのために高いレベルでプレーし、数字の面でも彼のベストゲームだった」

今回のマレーは、3ポイントシュート15本中7本成功を含むフィールドゴール36本中20本成功と、高確率でシュートを決めたことが自己最多得点に繋がった。そして「みんなと長年に渡って築いたケミストリーのおかげだね」と感謝を強調する。

「みんなは僕のことを理解しているし、僕もみんなのことを分かっている。シュートの調子は良かったけど、みんなの助けなしに記録は達成できなかった。だからこそ、僕たちは優れたチームなんだ」

シーズン序盤はなかなか調子の上がらなかったマレーだが、試合を重ねるごとに復調している。今回の大爆発もあり、2月はここまで6試合で平均25.3得点、6.2アシストに加え、3ポイントシュート成功率42.1%とパフォーマンスを上げている。

そしてエースとともにチームも調子を上げて8連勝。ここ15試合で12勝と絶好調でオールスターブレイクを迎えた。シーズン終盤に向けて良いイメージを持ったまま束の間の休息に入ることができる。