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すでにチーム練習に参加、バトラーも「心強い」と歓迎

右ヒジの骨折で今シーズンは終了と発表されたブルズのドウェイン・ウェイドが、チームの窮地を救うためコートに戻ってくる。

ブルズ指揮官フレッド・ホイバーグは、ウェイドが4月5日の練習に参加したことを明かし、8日に敵地で行なわれるネッツ戦で復帰する可能性を示唆した。現時点で出場する保証はないが、7日にニューヨークで予定されている練習の状態次第では、3月15日以来となる復帰を果たすことになる。

東カンファレンス7位につけているブルズだが、4月5日にヒートがピストンズに勝利したため、ペイサーズを含む3チームが38勝40敗で並ぶ大混戦状態。3チーム間での今シーズンの直接対決の勝率差で優位に立つブルズが7位をキープできているが、もう1敗も許されない状況に追い込まれている。

シーズンを左右する場面でウェイドがチームに戻ってきた意味は大きい。今やエースはジミー・バトラーだが、そのバトラーも5日の練習後「いてくれるだけで心強い」と話し、ウェイドに絶大な信頼を寄せている。

シーズン開幕前の期待には決して応えられていないものの、プレーオフ進出は今後チームを支える若手にとって大きな経験になる。幸い、ブルズは残り4試合でセブンティシクサーズ、ネッツ(2試合)、マジックという東の下位チームと対戦するため、全勝で終えられる可能性も低くはない。

もし7位でレギュラーシーズンを終えれば、現時点では2位のセルティックスとプレーオフ1回戦で対戦することになるが、ウェイドの復帰でブルズがまとまるのであれば、アップセットの期待も高まる。