A東京は安定したディフェンス力で広島に競り勝つ
2月5日、男子の天皇杯準決勝の2試合が行われた。
広島のエフピコアリーナ福山では、広島ドラゴンフライズとアルバルク東京が対戦。準々決勝で昨年王者の千葉ジェッツとの接戦を制したA東京は、第1クォーターに安藤周人が約5分の間に3ポイントシュート5本中5本成功の15得点と脅威の活躍を見せて先行する。これに対し、広島もターンオーバー1つと着実なオフェンスで点を重ね、ともにフィールドゴール成功率55%超えの点の取り合いとなった。
50-45の5点ビハインドで後半を迎えたA東京は、ディフェンスの強度を上げ広島にイージーシュートを与えない。第3クォーターの失点をわずか10に抑えたA東京が一気に逆転。この試合40本のリバウンドでセカンドチャンスもきっちり決めきり、最後まで高いディフェンス力を見せたA東京が最終スコア85-75で勝利した。
準決勝のもう一試合、沖縄アリーナでの琉球ゴールデンキングスvs三遠ネオフェニックスは点を取り合う展開に。ホームの琉球が前半は8点のビハインドを背負ったが、最終クォーターにヴィック・ローの連続得点などで突き放し80-67で3年連続の決勝進出を決めた。