テイタム「チームが一つになってベストを尽くす」
現地1月15日、セルティックスはラプターズに97-110で敗れた。21勝5敗とスタートダッシュに成功したが、それ以降は7勝7敗と貯金を増やすことができず。東カンファレンス2位に位置してはいるが、首位キャバリアーズとのゲーム差は6.5にまで開き、逆に3位ニックスとのゲーム差は2と縮まっている。
他のチームならいざ知らず、優勝候補のセルティックスだけにこの状態はスランプと見られてしまう。ただ、長いシーズンはどうしても浮き沈みがあるものだ。そしてセルティックスのヘッドコーチ、ジョー・マズーラに焦りはない。指揮官は「チームが一つになるだけだ。我々はベストのプレーができているとは言えないが、物事は常に簡単に進むものだと期待してはいけない。いつも自分の思い通りになると思ってはいけない」と冷静だ。
さらにマズーラは、「チャレンジを楽しむ方法を見つけないといけない」と、前向きな姿勢を保ちながら苦境に真っ正面から向き合うことを強調する。
「これはNBAのシーズンにおける素晴らしいテストだ。それを楽しまないといけない。最も大切なのはチーム一丸となって、タフに戦ってこの問題を乗り越えることだ。そして細かい部分、努力、遂行力について求められるものを把握することだ」
エースのジェイソン・テイタムも一体感が大切と語る。「今の僕たちは、大変な時期を迎えている。タフな状況だけど、チームが一つになってベストを尽くし、この苦境を乗り越えていこうと試合後にみんなで話し合った」
セルティックスはここからホームでマジック、ホークスと戦った後、来週には西海岸に行きウォリアーズ、クリッパーズ、レイカーズ、マーベリックスとのアウェーゲームが続く。タフな日程が続く中で復調のきっかけをつかめるのか、カンファレンス1位でプレーオフのホームコートアドバンテージ獲得に大きな影響を与えてくる踏ん張りどころだ。