終了間際のジョージのダンクが今後の火種に?
敵地での第2戦に敗れて連敗を喫した後、サンダーのラッセル・ウェストブルックは「今日の負けの責任は全て自分にある。今日のようなプレーは、受け入れられない。もっと良いプレーをしないといけない」と語った。そしてホームに戻っての第3戦で、ウェストブルックはチームを勝利に導いた。
33得点5リバウンド11アシストで勝利に貢献したウェストブルックと共に試合後の会見に出席したポール・ジョージは、相棒を「有言実行の男」と称賛した。そのウェストブルックは、吟味された質問にしか答えず、多くを語らなかったが、29本中15本の3ポイントシュートを決めたチームについて「チームのみんなは、シーズンを通じてショットを決めているからね。第1、2戦の後にも言った通り、これからもチームメートを信頼して、正しいプレーを決める。オープンな選手がいたら、正しい判断をする。これからもチームメートを信頼し続けるだけさ」と、答えた。
第1戦から激しくやり合っている両チームだが、第3戦終了間際には今後の火種になりかねない場面も見られた。すでに勝負は決していたが、最後のポゼッションを得たサンダーは、ジョージが力強いリバースダンクでリムを揺らし、会場を沸かせた。試合終了のブザーが鳴っていたためカウントはされなかったものの、ブレイザーズへの挑発と受け取られても仕方がない行為だった。
ジョージのダンクについて聞かれたデイミアン・リラードは「たいていの場合、あのような行為はすべきではない、という意見の方が多いと思う」と前置きした上で、無関心を強調した。
「正直に言って、どうだっていい。もう勝負は決まっていたのだからね。もし、自分たちが試合を圧倒している気分になるためだったり、気分良くやるためにあのような行為が必要なら、好きなようにやればいい」
ともに30点オーバーを記録したウェストブルックとリラード。2人の戦いは今後も過熱しそうだ。