八村塁

写真=Getty Images

「成長するには最高の環境」であるゴンザガを巣立つ

八村塁は昨日、ゴンザガ大でのプレーを3年で切り上げ、NBAドラフトにエントリーする意思を表明した。彼自身がTwitterで、こう表明している。「この3年間ゴンザガ大でプレイをできた事は、自分の人生において素晴らしい経験でした。そこで新たに大きく、僕の夢に一歩近づく事ができました。そして今回、NBAドラフトにエントリーする事を家族とコーチと話し決断しました」

八村の『ゴンザガ愛』はかなり強く、自分が成長する環境としてはベストと考えていた。チームがNCAAトーナメント決勝進出を果たしたフレッシュマン(1年)ではプレータイム4.6分の控え選手。それがソフォモア(2年)になると貴重なシックスマンとしてプレータイムを20.7分に伸ばして活躍。ジュニア(3年)に進んだ今シーズンはチームのエースとして攻守にフル回転した。

昨年もエントリーすればドラフト指名が有力と見られていたが、本人は「ドラフトのことは誰が言っているかも、書いているかも分からない。それより今は自分のやるべきことをやらなきゃいけない」と関心を示さなかった。それでも、NBAが常に目標だったことに変わりはない。

「3年間の愛情とサポートに、本当に感謝しています」との言葉を残し、八村はNBAに挑戦する。NBAドラフトは6月20日。日本人として初の1巡目指名はほぼ確実。ドラフト当日が待ち遠しい。