ラメロ・ボール、ブランドン・ミラーの若き2枚看板は好調もサポート役の故障者が続出

ホーネッツのグラント・ウィリアムズが、現地23日のバックス戦で負傷。右膝の前十字靭帯断裂と診断され、残りのシーズンを欠場する見込みであることがわかった。

25歳のウィリアムズは、昨シーズン途中にトレードでホーネッツへと加入。今シーズンはここまで16試合に出場し、平均29.9分のプレータイムで10.4得点、5.1リバウンド、2.3アシストを記録していた。今月頭には2019-20シーズンから4年間在籍した古巣セルティックス戦で、ボールプッシュをしていたジェイソン・テイタムを止めようと、肩からタックルを食らわすラフプレーで退場となったことは大きな話題となった。ただ、このラフプレー以外は、持ち前の堅実なディフェンスと長距離砲を武器とする3&Dとリーダーシップでチームを支え、ホーネッツの主力としての地位を確立していた。

現在6勝11敗と苦しんでいるホーネッツは、リック・リチャーズ、マーク・ウィリアムズの両ビッグマンが故障で戦線離脱中。リチャーズはここまで5試合の出場に留まり、マークに至ってはまだ試合出場がない。2人はともに傘下のGリーグチーム、グリーンズボロ・スウォームに合流し練習を開始したばかりで、ホーネッツに合流できるタイミングは不透明なままだ。マイルズ・ブリッジズも膝の痛みから2試合連続で欠場中のホーネッツにとって、ゴール下も守れるタフさとサイズを備えたウィリアムズの離脱は痛恨と言える。

今シーズンのホーネッツは、ここ2シーズンで計58試合出場のみのラメロ・ボールが、開幕から順調にプレー。現地11月23日のバックス戦で50得点10アシストを挙げると、同25日のマジック戦でも44得点9リバウンド7アシストと大暴れするなど好調をキープしている。また、2年目のブランドン・ミラーも成長しており、ボールとミラーの2枚看板はチームの期待にしっかりと応えている。

だが、彼らを支えるサポート役に故障者が続出。2022-23シーズンの27勝、昨シーズンの21勝の低迷からの脱却を目指すチームにとって、大きな踏ん張りどころを迎えている。