ルー・ウィリアムズ

写真=Getty Images

2年連続のシックスマン賞にも自信

先日ベンチからの通算得点でNBA歴代1位に躍り出たクリッパーズのルー・ウィリアムズが、乗りに乗っている。3月17日にステイプルズ・センターで行われたネッツ戦では、試合終了のブザーと同時に3ポイントシュートライン手前から決勝ロング3ポイントシュートを成功させ、チームを勝利に導いた。

『ESPN』によれば、ウィリアムズが試合終了のブザーと同時にシュートを成功させたのは、今回がキャリア初だという。

試合終了直後にヒーローインタビューを受けたウィリアムズは、2年連続、キャリア3度目のシックスマン賞の最有力候補と言われていることについて聞かれると、「このポジションで10年以上やっているし、たくさん経験も積んできた。有力候補っていう表現は、控え目な表現だと思うけれどね」と、表情を変えずにコメント。この発言からも、ウィリアムズの自信がうかがえる。

本人が語ったように、彼は筋金入りのシックスマンだ。2005年のドラフト全体45位でセブンティシクサーズから指名されたウィリアムズは、キャリア通算926試合に出場しているが、先発での起用はわずか109試合のみ。

初のブザービーターにもかかわらず、両手を上げてホームのファンを煽っただけで、爆発的な感情表現をしなかった彼は、試合後「チームメートにからかわれたよ。喜ぶ方法を知らないってね。これでも(セレブレーションを)練習しているんだけれどね。みんなからは、『感情を表に出さない』と言われるよ」と語った。

直近10試合で8勝2敗をあげたクリッパーズは、西カンファレンス8位をキープ。7位のジャズとは勝率差だけでゲーム差はなく、4位のトレイルブレイザーズから8位までは2ゲーム差以内にひしめき合っているため、上位シードも狙える位置につけている。

絶好調を維持する現役最強シックスマンの活躍により、クリッパーズが2年ぶりのプレーオフ進出に向け、また一歩前進した。