写真=Getty Images

左ヒザ内側側副靭帯の損傷、脛骨挫傷が判明

2月28日のウィザーズ戦の開始早々に負傷交代したウォリアーズのケビン・デュラントについて、チームは検査の結果、左ヒザ内側側副靭帯の損傷、脛骨挫傷と発表した。チームによれば、1カ月後に再検査を受ける予定だが、プレーに大きな影響を与えるヒザの負傷だけに、さらに長引くとなればプレーオフを全休する可能性も出てきた。

ウォリアーズの発表には手術の必要には言及されておらず、保存療法により回復する状態と見られる。すでにプレーオフ進出を決めているとはいえ、もしデュラントが今シーズン残り試合を欠場するとなれば、3年連続のNBAファイナル進出に暗雲が立ち込める。

チームの発表後、ウォリアーズのチームメートはデュラントの回復を祈るコメントをTwitterに続々と投稿。転倒した際デュラントの左ヒザに圧し掛かったザザ・パチューリアは、「KDのケガについて自分以上に残念に思っている選手はいないと思う。彼なら以前より強くなって、またすぐに戻ってくる。早く良くなってくれよ、ブラザー」というメッセージを投稿した。

再検査の結果次第だが、レギュラーシーズン終盤までにデュラントが復帰する可能性がなくなったわけではない。ただ、最悪のケースを考えデュラント抜きでプレーオフを戦う事態も想定しておく必要が出てきた。

今シーズンがウォリアーズ1年目のデュラントだが、チームは彼を軸にしており、攻守ともに欠かせない存在になっている。NBAトップレベルのスコアラーであるだけでなく、ディフェンスでの貢献も大きい。ここに来てデュラント抜きにシフトすることのダメージの大きさは計り知れない。

ここまで順調に来ていただけに残念な報せだが、デュラントの早期復帰を願うばかりだ

デュラントは59試合全てで先発を務め、平均25.3得点8.2リバウンドと2部門でチーム内で一番高い数字を残し、チームを牽引していた。