リンジー・ハーディング

経験豊富なアシスタント陣がコーチ経験0のレディックをサポート

JJ・レディックが新ヘッドコーチに就任したレイカーズが、昨シーズンのGリーグで最優秀コーチ賞を受賞したリンジー・ハーディングをアシスタントコーチに加えると『ESPN』が報じている。

2007年にドラフト全体1位指名でWNBA入りし、9年間に渡って活躍したハーディングは2017年の引退後、すぐに男子の世界でコーチングキャリアをスタート。そして冒頭のような結果を残したことで4月にホーネッツの新指揮官候補に浮上し、NBA史上初の女性ヘッドコーチ誕生の可能性もあった。

ハーディングとレディックはともに2002年秋にデューク大に入学。また、レディックが現役時代の晩年にセブンティシクサーズに在籍した時、一足先に引退したハーディングは同チームでデベロップメントコーチを務めており、2人は旧知の仲だ。

レイカーズはハーディングの他に、ネイト・マクミラン、スコット・ブルック、グレッグ・セントジーンのアシスタント就任が明らかになっている。マクミランはスーパーソニックス(現サンダー)、トレイルブレイザーズ、ペイサーズ、ホークスで通算1428試合のヘッドコーチ経験を持ち、ブルックスもサンダー、ウィザーズで通算935試合に渡り指揮を執った経験豊富な人物。また、ともに選手としてもNBA10年以上に渡ってプレーした実績を誇る。

セントジーンは元キングス、ウォリアーズのヘッドコーチだったゲイリーを父に持ち、2020年にNBA制覇を達成した時にデベロップメントコーチとしてレイカーズに在籍。その後、マーベリックス、サンズでアシスタントを務めていた。このように様々なバックグラウンドを持ったコーチングスタッフが、NBAを含めいかなるレベルのコーチ経験もない状態でチームを率いるレディックを支えていくことになる。