ジェイソン・テイタム

写真=Getty Images

「このトロフィーも母にあげるつもりだ」

本戦に勝るとも劣らない盛り上がりを見せ、ファンも楽しみにしているオールスター・サタデー。スキルズチャレンジではセルティックスのジェイソン・テイタムが優勝した。

1回戦ではグリズリーズのマイク・コンリーと対戦。パスが決まらず出遅れるも、最後の3ポイントシュートを2投目で決めて何とか勝ち上がる。続いてはナゲッツのニコラ・ヨキッチ。こちらも出遅れたが、3ポイントシュートを1発沈めて勝ち上がった。

最後の3ポイントシュートを決めるかどうかが勝敗に直結するスキルズチャレンジ。トレイ・ヤングとのファイナルでも遅れたテイタムだが、彼には秘策があった。ファイナルへ進めなかったルカ・ドンチッチは最後の3ポイントシュートをハーフライン付近から狙っていた。このアイデアをテイタムは『拝借』。先行していたヤングの3ポイントシュートを空中で追い抜いたハーフコートショットが決まり、テイタムの優勝が決まった。

「もちろん勝ちにいったよ」とテイタムは言う。「オールスターで何かを残したかった。勝つチャンスを得られればと思っていたんだ。とても楽しかった」

このトロフィーは母にプレゼントするそうだ。「母は僕のトロフィーとか昔のジャージーを欲しがるんだ。デューク大のジャージも持っている。このトロフィーも母にあげるつもりだ」

セルティックスのヤングスターのシンボルとも言うべきテイタムは、このスキルズチャレンジ優勝でさらに自信を得て、シーズン終盤戦、そしてプレーオフで活躍してくれそうだ。