「一度は家族だと思えた仲間のもとを離れるのはとても悲しいです」

横浜ビー・コルセアーズは3月18日、双方合意のもと、エドワード・モリスとの契約を解除したことを発表した。なお、モリスは期限付き移籍していた島根スサノオマジックと新たに選手契約を結んでいる。

アメリカ出身、現在39歳のモリスは203cm108kgのパワーフォワード。2011年に信州ブレイブウォリアーズへ入団し、Bリーグでプロキャリアをスタート。その後、福島ファイヤーボンズやつくばロボッツ(現茨城ロボッツ)などを経て、2018年に横浜ビー・コルセアーズへ加入。2023-24シーズンは、横浜BCで20試合に出場したのち、12月末から宇都宮ブレックスへ期限付き移籍し6試合に出場した。その後、1月に島根スサノオマジックへ期限付移籍し、これまで出場した6試合全てで先発を務め、平均14.2分のプレータイムで3.8得点、2.7リバウンドを記録していた。

モリスはクラブを通して以下のコメントしている。「自分のバスケットボールキャリアの多くの時間を一つの場所で過ごし、一度は家族だと思えた仲間のもとを離れるのはとても悲しいです。チームの中で(河村)勇輝、(キング)開、(須藤)昂矢といった若い選手たちの成長を目の当たりにし、また彼らに良い影響をもたらすことができたことを誇りに思っています。私を支えてくださったファン・ブースターの皆さん、残念がらずに好きなことをやり続けていく私を応援してください。ありがとうございました」

また、竹田謙GMは「ここぞの場面でのリバウンドではチームに大きな勢いを与えてくれました。また、苦しいシーズンが多かった中でも、明るさと我慢強さで選手たちを勇気づけ、チームを何度も救ってくれました。長い時間を共に過ごしたモリス選手に対して色々な思いがあふれててきて、この文章を書きながら何度も胸が締め付けられるような複雑な心境ですが、今はただモリス選手のクラブ・チームへの貢献に感謝と敬意を伝えたいと思います。今後も素晴らしい道を歩まれることを確信すると共に、怪我なくバスケットボールを思う存分楽しんでプレーできることを祈っています」とコメントした。