滋賀レイクス所属時の契約書改ざん問題において

Bリーグは3月11日、神戸ストークスに所属するアシスタントコーチ1名が、滋賀レイクスのアシスタントゼネラルマネージャーとして犯したBリーグ規約違反において、裁定委員会に諮問し、その答申を受けて制裁を決定したことを発表した。

諮問において認定されたのは、同コーチが新人選手のプロ選手契約にかかる契約書に記載された特定の1シーズンの年俸金額を、新人選手の年俸上限金額である460万円となるよう改ざんした事実と、その改ざんを行った契約書を真正なものとしてBリーグに提出した事実の2件で、いずれも2023年3月より前の時点で生じたもの。

リーグは「その態様は誠に悪質であり、強い非難を免れない」とする一方で、「コーチが契約書に係る契約交渉そのものを担当していたわけではなく、Bリーグへの提出事務を行っていた際に当該違反に気付いてとっさに出た行動」「所属クラブとの契約を解除され、一定の社会的制裁を受けた」とし、けん責および制裁金50万円の処分を決定した。

リーグは2023年9月から10月にかけて、滋賀に対し事実確認を求めるとともにコンプライアンス事務局による調査を開始。同年12月に滋賀に対する制裁(けん責および制裁金150万円)が決定し、今年3月6日に本制裁が決定した。