同日にベトナムバスケットボール協会との業務提携契約締結を発表
青森ワッツは2月28日、『ANEW Holdings株式会社 破産申し立て関する報道について』と題したリリースを発表した。
2023年7月より『ANEW Holdings株式会社』は、青森の株式を9割取得し経営および運営へ参画。青森がリリースした内容によると「2024年2月19日にANEW社の破産申し立てを東京地方裁判所に行った旨の連絡を受け、2024年2月22日17時に東京地方裁判所にて、破産申立ての決定がなされました。今後の対応に付きましてはANEW社の破産管財人との間で協議を行った上で対応いたします」と説明し、人事に関してはこう続けた。
「ANEW社の代表取締役社長の藤田大次郎氏は当社の代表取締役も兼務しておりましたが、2024年1月31日付の当社取締役会において、代表取締役の辞任を決議しておりますので、現在当社の代表取締役及び取締役の役職には無い事をご報告いたします。新任代表取締役会長の藤永裕二及び取締役のJames Kuoに関しましては、2024年2月1日付でANEW社の取締役を辞任しております」
そして、以下のように締めくくっている。「今後の方針及び対策に関しましては、3/2(土)開催のB.LEAGUE 2023-24SEASON 第24節GAME1青森ワッツvs福島ファイヤーボンズの試合後に実施する記者会見にて、改めて公表させていただきます。このような状況に対応するために、関係各所と連絡を取り合い、早急に安定的な運営ができる体制を整えるための取り組みを既に行っております。皆様には大変ご心配をおかけいたしますが、今後の青森ワッツの運営には影響を最小限に抑え、今シーズンの目標として掲げております『プレーオフ進出』を達成するべく、全社一丸となって取り組んで参る所存でございます。皆様におかれましては、青森ワッツへのご声援をよろしくお願いいたします」
なお、青森を運営する青森スポーツクリエイション株式会社は同日、ベトナムバスケットボール協会(VBA)と業務提携契約を締結することも発表。目的や今後の取り組みについて以下のように説明している。「今回の業務提携はバスケットボールを通じて日本・ベトナム間のビジネス交流、観光交流、文化教育交流の発展に向けた取り組みを促進する目的で行います。日本企業のベトナム進出支援を含めた双方のスポンサー企業との事業協力を予定し、ベトナムからのインバウンド拡大も図ります。今後はベトナムバスケットボール協会傘下のプロチーム『サイゴン・ヒート』との提携を予定しており、ベトナムバスケットボール協会との提携により青森スポーツクリエイションは日本とベトナムの交流拡大に向けた大きな一歩を踏み出すことができると考えております」