治療を続けていたクリス・ボッシュが引退を宣言「選手としてのパートはおしまい」

治療を続けていたクリス・ボッシュが引退を宣言「選手としてのパートはおしまい」

2019/02/14 11:00

クリス・ボッシュ

写真=Getty Images

2000年代のスターが、また一人コートを去る

NBA優勝2回、NBAオールスター選出11回を誇り、2008年の北京オリンピックでもアメリカ代表の金メダル獲得に貢献したクリス・ボッシュが、現役引退を宣言した。

『The Ringer』のポッドキャスト番組に出演したボッシュは、ヒートが3月26日に自身の背番号1を永久欠番にするタイミングで、現役を引退する意向を明かした。

「自分の人生において、選手としてのパートはおしまい。自分にとって難しいことだったけれど、もう大丈夫。(受け入れるまで)時間がかかってしまった。もっとやれていたかもしれない。でも、そういう時期は過ぎ去ったんだ。もう(現役続行を)追い求めないことを決めた。辛かったけれど、もう大丈夫」

ボッシュのキャリアを狂わせた原因は、2014-15シーズン中に発覚した血栓症だった。そのシーズン残り試合を全休して治療に専念した効果もあり、2015-16シーズンから復帰を果たしたものの、2年続けてシーズン途中に血栓が見つかってしまい、2016年2月9日のスパーズ戦を最後にプレーしていなかった。

事実上引退状態にあったも同然だったが、ボッシュ本人は復帰を熱望し続け、あらゆる方法を模索。ヒートもできることならプレーする機会を与えたかっただろうが、球団からも、医師からもプレー再開の許可は下りなかった。ヒートから解雇された後も復帰の道を諦めずに努力し続けたものの、再びプレーすれば生命の危険が伴うボッシュと契約する球団は現れなかった。2003年のドラフト全体4位でラプターズから指名されたボッシュは、キャリア13年で平均19.2得点、8.5リバウンドを記録。フリーエージェントになった2010年、同期のドウェイン・ウェイド、レブロン・ジェームズと共に結成した『スリーキングス』のインパクトは大きく、スター選手が全盛期に集結するという現代のトレンドの草分け的存在だった。

2000年代のNBAを彩ったスターが、また一人コートを去る。

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