ドウェイン・ウェイド

写真=Getty Images

「彼が成し遂げたことをリスペクトしなくては」

2月10日のウォリアーズ戦は、今シーズンで現役を引退するドウェイン・ウェイドにとって、オラクル・アリーナでのラストゲームだった。他会場と同様に、ウォリアーズはウェイドの功績を称える動画を制作し、試合中に会場内のビジョンに映し出した。

今シーズンの恒例になっている試合後のジャージー交換の相手を務めたのは、ステフィン・カリー。試合はウォリアーズが120-118で辛くも勝利し、連勝を4に伸ばした。この試合でウェイドは、ベンチから10得点6リバウンド9アシストを記録。引退する選手とは思えない円熟味のあるプレーを続けるウェイドに対し、カリーはジャージー交換の際に素朴な疑問を投げかけた。

「まだまだやれるような気がしたから、試合後に『本当に辞めるの?』と聞いたんだ。『コート外で家庭の事情もあるのだろうけど、本当にあと何年かプレーしないの?』とも聞いた」

「彼がボールに触れるたびに、普段とは異なる雰囲気になる。そういう反応からも、キャリアを通じて彼が残してきた功績が分かる。どのチームを応援していても、彼がキャリアを通じて成し遂げきたことをリスペクトしないといけない。今日はすごい数字を残したわけではないけれど、彼はチームに影響を与えるプレーをしていた」

おそらく、大半のファンはカリーと同じ考えだ。ウェイドのパフォーマンスレベルは落ちておらず、彼自身が望めば続けることは可能だろう。だがウェイドにも、自分なりの引き際の美学が存在する。

ベイエリアのファンから称えられたウェイドは、試合後に感謝の気持ちを語った。「ファンのみんなの気持ちがこもって最高だったよ。チームメートとも今日は素晴らしかったと話していたんだ。最高の贈り物をくれたスティーブ・カー、ウォリアーズ、ファンのみんなに感謝している。楽しくプレーさせてもらった」