ジャズ躍進に欠かせないゴベールは知名度の低さに気落ち
今シーズンのジャズ躍進の原動力となっているルディ・ゴベール。今シーズンは12.8得点、12.6リバウンド、2.6ブロックでキャリアハイの成績を残し、『オールスター級』の大活躍を見せているが、各チームのヘッドコーチによる投票で選出されるオールスターリザーブチームからは落選した。
指揮官の投票結果は公開されていないため、どれだけの得票で東西の14選手が決まったかは分からない。だが、ゴベールと同じフランス出身のニコラス・バテュム(ホーネッツ)は、Twitterに「ゴベールがオールスターじゃないなら、彼はDPOY(最優秀守備選手賞)かな」と投稿した。
同胞からの励ましの言葉にゴベールもTwitterで感謝したが、出てくる言葉はネガティブなものばかりだった。
「ニック(バテュムの愛称)、きっとDPOY受賞者ももう決まっているよ……自分にやれることだけをやり続けて、チームの勝利に貢献するさ」
They already decided who the DPOY is gonna be Nic…i'll just keep controlling what i can control and keep helping my team win games. https://t.co/MrzrFYIaTz
— Rudy Gobert (@rudygobert27) January 27, 2017
ゴベールはオールスター投票期間中も、ギリシャ出身のヤニス・アデトクンボ(バックス)、ジョージア出身のザザ・パチューリア(ウォリアーズ)と比べて母国のファンからの後押しが少ないことを嘆いたが、オールスターに選出される選手が人気、知名度優先なのは如何ともしがたい。
NBAキャリア4年目で頭角を現したゴベールに求められるのは、今シーズンのパフォーマンスレベルを今後も継続させること。本人は落選の影響で気を落としているのだろうが、もし今シーズンの最優秀守備選手賞を受賞できれば、来年はオールスター有力候補に挙げられるはずだ。