ザイオン・ウイリアムソン

第2クォーターにザイオン、第3クォーターにイングラムの爆発で難敵キングスに快勝

ペリカンズは現地20日、ホームでキングスを迎え撃った。ブランドン・イングラム、ザイオン・ウイリアムソンの2人で計57得点を挙げると、シーズンハイの38アシストとボールがよく回る理想的なオフェンスで129-93と大勝した。

互角の立ち上がりで迎えた第2クォーター、ペリカンズはこのクォーターだけでザイオンがフィールドゴール10本中8本成功の18得点を挙げる活躍で牽引し、13点のリードで前半を終える。そして第3クォーターには、イングラムがこのクォーターだけで3ポイントシュート4本中4本成功の18得点と大暴れ。34-16のビッグクォーターを作り、31点のリードを奪ってそのまま楽々と逃げ切った。

イングラム、ザイオンはともにNBAトップクラスのオフェンス能力を誇る。しかし、イングラムは過去2シーズンで計100試合出場、ザイオンに至っては29試合の出場のみと、ともにコンディション維持に大きな問題を抱えている。しかし、今シーズンは2人とも長期離脱なく一緒にプレーできており、実戦を重ねることで連携も向上している。ザイオンもこのように手応えを語る。「間違いなく大きく向上している。僕たちはこれまで多くの時間で一緒にコートに立てていなかった。一緒の時間が増えることで、僕たちのケミストリーはどんどん構築されている。(イングラムの)第3クォーターで活躍には興奮していたよ」

そして、イングラムは、「すべてはコミュニケーションだよ」と、ザイオンとのボールシェアに問題がないことを強調する。「誰かが調子を上げていたらそれを維持させる。僕は第3クォーターで調子を上げた。バスケットボールではシュートを打つのに十分な時間がある。だから我慢強くベストショットを決めるんだ。僕ら2人にアタックする時間は十分にある」

ペリカンズは中心選手のCJ・マッカラムが肺の気胸で戦線離脱中と、いつ復帰できるのか不透明な状況が続いている。しかし、イングラムとザイオンが共に健康をキープできれば、上位争いに割って入る力は十分にある。そのことをあらためて証明する今回の快勝劇だった。