八村塁

八村は最終クォーターに5得点を固める貴重な働き

レイカーズがアウェーでトレイルブレイザーズと対戦した。

序盤からオフェンスが好調なレイカーズは開始5分半で20-11と先手を取る。このタイミングでコートインした八村は早速、速攻の先頭を走りレブロン・ジェームズのロングパスに反応し、イージーなダンクを決めて初得点を記録。しかし、レブロンがベンチへ下がると、全体的にプレーが雑になり、単調なオフェンスが増えて失速。オフェンスになかなか絡めずにいた八村はセカンドユニットの時間帯に3ポイントシュートを放つも決められず、30-23で第1クォーターを終えた。

第2クォーター中盤に再び出番が訪れた八村はミスマッチを突こうとペイントで面を取るが、アンソニー・デイビスのパスはカットされてしまった。それでも、相手がゾーンに変えたタイミングで繋ぎ役となり、ディアンジェロ・ラッセルの3ポイントシュートをアシストするなど、フロアバランスを整えた。また、軽快なステップで抜かれずにパスミスを誘うなどディフェンスも機能。ローテーションが遅れてバスケット・カウントを献上する場面もあったが、ディアンドレ・エイトンにシュートを打たせないなどヘルプディフェンスへの意識も高く、攻守で集中したプレーを見せ60-50のリードに貢献した。

第3クォーターはドライブからタフショットに持ち込むも決め切れず、終盤にはキャッチミスからボールを失うシーンもあった八村だが、最終クォーターに存在感を発揮する。ハーフコートオフェンスでは繋ぎ役となりつつ、トランジションでは速攻に参加し7-0のランを牽引。リバウンド争いに絡んで2連続でポゼッションをキープすれば、レブロンのゴール下へのパスを呼び込み、ブロックをかわして豪快なダンクを叩きこんだ。さらに直後のポゼッションではフリーのコーナースリーをしっかりと成功させてリードを14点に拡大。このままリードを保ったレイカーズが107-95で勝利を収めた。

レイカーズはレブロンがシーズンハイ(タイ)の35得点に加え、5リバウンド9アシスト2スティールと攻守に活躍。デイビスも16得点14リバウンド5ブロックとインサイドで力を発揮した。

八村はフィールドゴール5本中3本成功の7得点5リバウンド2アシストを記録。2桁得点はならなかったものの、ベンチメンバー最長となる28分のプレータイムを与えられ、出場時の得失点差は+9を示し、勝利に貢献した。