渡邊雄太

デュラントが31得点も得点力不足に陥る

サンズがアウェーでセブンティシクサーズと対戦。デビン・ブッカーの欠場も響いたサンズは得点が伸び悩み、最後までシクサーズの背中をとらえきれずに100-112で敗れた。これで3連敗となり、2勝4敗と西カンファレンス13位に沈んでいる。

第1クォーター中盤に出番が訪れた渡邊雄太は献身的なプレーを披露。オフェンスリバウンドに絡み、ポゼッションを獲得すると、課題とされる対人ディフェンスでもマークマンに自由を与えない。オフェンスでは、クローズアウトシチュエーションで相手をカウンターで抜き去ったが、キックアウトを読まれパスカットされてしまった。

第2クォーターに入っても渡邊は、ハリーバックで速攻での失点を防ぐなどディフェンス面で存在感を見せる。しかし、抜かれずにシュートチェックに跳ぶも、タフショットを決められてしまう。さらに真上に跳んだシュートコンテストがファウルと見なされ、このクォーターだけで2つの個人ファウルを犯し、ベンチへと下がった。

その後も渡邊は定評のあるヘルプディフェンスでタフショットを打たせていくが、それをことごとく決められてしまい波に乗れない。オフェンスリバウンドへの意識は高く、献身的なプレーを続けたが違いを生み出すことができない。それでも、最終クォーターにはドライブからシュートファウルを誘い、フリースローを2本とも沈めて初得点を記録。さらに残り4分にはエリック・ゴードンのキックアウトから、この日4本目にして初の3ポイントシュートを成功させた。

サンズはデュラントがゲームハイの31得点を挙げて孤軍奮闘したが、次に続いたのがゴードンの13得点と得点力不足に陥った。一方のシクサーズは最終クォーターに出場のなかったジョエル・エンビードがチームハイの26得点を挙げ、ケリー・ウーブレイJr.が25得点、タイリース・マクシーが22得点、トバイアス・ハリスが18得点と中心選手がしっかりとスコアしていた。

渡邊は約22分のプレータイムで5得点1スティールを記録し、3本のオフェンスリバウンドを含む5リバウンドを挙げた。