ビッカースタッフHC「気骨があってタフな選手だ」

開幕戦でネッツと対戦したキャバリアーズは、2点を追う第4クォーター残り12秒にドノバン・ミッチェルが3ポイントシュートを沈め114-113で激闘を制した。

キャバリアーズは残り1分24秒の時点で6点差を追いかける劣勢をひっくり返したが、その立役者となったのは決勝弾を含む27得点6アシスト5リバウンド4スティールを挙げた大黒柱のミッチェルと、新戦力のマックス・ストゥルースだ。

27歳のストゥルースは、過去2シーズンにわたってヒートで3ポイントシュートを武器に平均2桁得点を記録。今オフに4年総額6300万ドルでキャバリアーズに加入した。新天地でのデビュー戦でいきなり3ポイントシュート7本成功を含む27得点12リバウンドと大暴れだった。

キャバリアーズ初戦を最高の形で終えたストゥルースは、このようにチームの総合力に自信を見せる。「このロスターには能力の高い選手たちが多くいるし、試合毎に違う選手が活躍することになる。チームの誰もがステップアップすることができるんだ」

一番の武器である長距離砲をいきなり爆発させたストゥルースだが、J.B.ビッカースタッフヘッドコーチは、守備面での活躍も大きく評価する。この試合、キャバリアーズは不動の先発センターであるジャレット・アレンが故障欠場したが、196cmのストゥルースは12リバウンドとその穴を埋めた。

「彼は試合のリズムを作ってくれた」と指揮官は称え、長距離砲以外の部分でも期待していると続ける。「期待していた通り3ポイントシュートを決めてくれた。そして、12のディフェンスリバウンドを取ってくれた。彼の持ち味はシュートだけではなく、気骨があってタフな選手だ。それが彼のリーダーシップで、他の選手たちもついてくるだろう」

ストゥルースが3ポイントシュートに加え、ヒートで培ったタフな部分でもチームにポジティブな影響をもたらすことができれば、今シーズンのキャバリアーズはより手強いチームになれるはずだ。