ジャ・モラント

尊敬するローズ、マーカス・スマートら2人のベテランからの好影響を期待

グリズリーズのジャ・モラントは、2度に渡って拳銃を持っている動画をSNSに投稿するなどオフコートでの問題行動から開幕25試合の出場停止処分を課せられた。だが、ザック・クレイマンゼネラルマネージャー(GM)は試合に出られない間もチームと一緒に行動する予定と明かしている。

メディアデイでクレイマンGMは「このグループにとって、ジャが毎日チームと一緒に行動するのは素晴らしいことだと思う」とモラントについて語り、NBAからも許可を得ていると明かす。

「基本的にNBAは、ジャが適切な行動を取っている限り、すべてのプライベートなチーム活動への参加を許可すると言っている。だから練習、シュートアラウンド、アウェーへの遠征で一緒にいる。もちろんプレシーズンゲーム、シーズン最初の25試合で私たちと一緒に戦うことはできない。しかし、彼はチームと一緒であり、26試合目に復帰するのが待ちきれない」

この日、メディアの前に姿を見せなかったモラントだが、クレイマンGMは「彼はしっかりとトレーニングを行っている。正しく、健全でポジティブな方向に進んでいると思う。このままでいてほしい」と調整ぶりに好感触を得ている。

一方、テイラー・ジェンキンスヘッドコーチは、今のチームはモラント抜きとなる開幕25試合での戦いにフォーカスしていると明かす。トレーニングキャンプ中にモラントが、他の先発メンバーと一緒にトレーニングをするつもりはないと指揮官は語る。

「モラントのコンディションを上げていくための計画があり、それはチーム練習とは別メニューとなる。これは、過去最高のジャになるためのモノであり、この話を聞いている時の彼は興奮していたよ」

出場停止期間中は、チームから離れてトレーニングに専念するのも一つの選択肢だ。ただ、モラントの問題は未成熟な精神面。だが、今シーズンのグリズリーズにはモラントが尊敬するデリック・ローズ、抜群のリーダーシップが高く評価されているマーカス・スマートが加入した。例え試合に出ることはできなくとも、プロ意識の高いベテラン2人と開幕から一緒に過ごし、いろいろと吸収することはモラントに好影響をもたらすはずだ。