チームディフェンスをいかに早く仕上げられるかが成否の鍵に
呼称やロゴを刷新し、新しい船出となった昨シーズンはケガ人など予期せぬ離脱が相次ぎ、リーグ23位で降格となってしまった。降格を機に主力の離脱はあったものの、ロスターが揃ってみれば十分に上位を目指せる顔ぶれが集まった印象だ。まず、ルーキーの湧川颯斗を含めて昨シーズンからの継続選手は6人。中でも精神的支柱でもあるキーファー・ラベナの継続はチームの一貫性として大きなプラスに働く。新加入の日本人選手は全員がB2からB1への昇格を経験していることもあり、完全にB1返り咲きを意識したロスター編成が見て取れる。外国籍選手は、昨シーズン3人とも初めて日本でプレーする選手だったが、今シーズンは日本で実績のある3選手を獲得。特にベテランのジャスティン・バーレル(仙台89ERSから移籍)は日本で長らくプレーしており、コート内外でポジティブな影響を与えてくれるに違いない。昨シーズン途中から指揮を執っている、情熱的なスペイン人ヘッドコーチのダビー・ゴメスの下、1シーズンでのB1復帰を目指す。
ロスターが半分入れ替わろうとも戦い方は昨シーズンまでと大きく変わらないと推測される。ディフェンスを激しく仕掛け、速いペースで展開を作り、3ポイントシュートを決める。これまでやってきたスタイルにさらに磨きをかけるためも、まずは土台のチームディフェンスを早く仕上げられるかがシーズンを占う鍵となる。
所属選手一覧
『FP(ファンタジーポイント)最多日本人選手』
※FP(ファンタジーポイント)は、選手の活躍度合を計る指標となるポイント。各選手が実際の試合で記録した成績に応じて算出される。
田原隆徳
昨シーズンは山形ワイヴァンズでブレイクし、バックコートの得点源として主力を担った。主にセカンドユニットながら平均8.1得点、2.8アシストと安定的な活躍を見せ、キャリアハイの22得点や9アシストなど自身の記録を軒並み更新する最高のシーズンを送った。プレースタイルがフィットすると思われる滋賀でも実力を発揮するだろう。
【注目選手】
川真田紘也
日本人離れしたフィジカルとハードワーク、そして愛くるしいキャラクターでシーズン中から注目を集めていたが、日本代表としてFIBAワールドカップ2023を経験し、その注目度はBリーグの枠を超えた『マイキー』。一層期待のかかるシーズンとなるが、のしかかるプレッシャーを吹き飛ばし、自由に暴れ回る姿を期待したい。
ブロック・モータム
昨シーズン、日本で初のプレーとなったが平均17.7得点、6.6リバウンド、2.6アシストと大活躍。特にシュート能力の高さには定評があり、3ポイントシュートは4.1本の試投数で驚異の成功率42.3%を誇る。ウイングのようなプレースタイルでもあるため、川真田とのビッグラインナップでアドバンテージを取ることも可能だ。
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