セルティックスと5年総額3億400万ドル(約410億円)で契約延長する見込み
ジェイレン・ブラウンは昨シーズンのオールNBAセカンドチームに選出されたことで、セルティックスと5年間のスーパーマックス契約を結ぶ資格を得た。いまだ契約には至っていないが両者は急いでおらず、セルティックスは他の選手のトレードやサマーリーグなど先に片付けるべき用事をこなした上でブラウンとの契約の締めに取り掛かる。今オフ中には5年総額3億400万ドル(約410億円)の契約延長が結ばれるだろう。
2016年のNBAドラフト1巡目3位指名を受けてセルティックスに加わったブラウンは、1年目からローテーションに入り、2年目から主力の座をつかんだ。昨シーズンは26.6得点、6.9リバウンド、3.5アシストにフィールドゴール成功率49.1%のすべてでキャリアハイを更新。26歳になった今、完成されたプレーヤーに近付いている。
契約延長交渉について基本的な部分で意見の相違はなく、最終年をプレーヤーオプションにするかどうか、その他の細かい条件の詰めに入っているようだ。
ブラウンはその交渉をエージェントに任せ、スペインでのバカンスを終えてボストンに戻り、来シーズンに向けたトレーニングを始めると同時に社会貢献活動に熱心に取り組んでいる。彼はコミュニティのために様々な活動を行っており、その一つがレッドブルのスポンサーシップとボストン市の協力を活用したストリートバスケコートの整備だ。
静かな住宅街の一角にあるバスケコートの設備を新しくし、レッドブルのデザインコンテストで選ばれたアーティストが彩る。ブラウンはこのコートのお披露目イベントに現れ、出迎えたファンとハイタッチを交わし、記念撮影に応じた。
集まった人々を前に、ブラウンはこうスピーチした。「常に次の世代のことを考えている。プロアスリートとして、こういう自分が育った場所から遠ざかってしまいがちだけど、僕はそうならない。ここは多くの若者が集まり、バスケを通じて仲間になる場所だ」
このイベントにはボストン市長のミシェル・ウーも参加した。ブラウンについて「彼にはいつも驚かされます。ただフラッとコートに来て、そこにいる若者たちと話しているんです」と語る。
ブラウンは言う。「コートは立派になり、カメラが設置され、すべて上手くいっているようでうれしい。でも必要なのは『映えるコート』だけじゃなく、新しい雇用とチャンスを作り出し、人を育てること。つまり、ここボストンでやるべきことが象徴されているんだ。僕がここにいる限り、協力し続けていくよ」