世界6位は歴代2番目の好成績

U19女子日本代表が『FIBA U19女子バスケットボールワールドカップ2023』の5-8位決定戦でマリと対戦した。

マリには、前回大会の予選ラウンドで57-68で敗れており、日本にとってはリベンジマッチでもあった。日本の先発は森岡ほのか、薮未奈海、山本遥香、都野七海、大脇晴の5人。試合序盤、シュート精度が上がらない日本は開始約4分半に森岡のジャンプショットでようやく初得点と、2-13と出鼻をくじかれた。その後は立て直し、第1クォーター終了時点で12-19と食らい付く。

第2クォーターは、佐坂光咲の3ポイントシュートでチーム初得点を記録。先発組に加え、森美麗も得点を重ねたが、思うようにスコアは伸びず、22-37と大きく引き離されて前半を折り返した。

後半開始早々に、最大19点差をつけられたが、日本はリバウンドを粘ってチャンスを作り追い上げを開始。都野のジャンプシュートで得点すると、佐坂の3ポイントシュートや薮未の積極的なアタックでフリースローも獲得した。そして、第4クォーター残り4分、大脇の3ポイントシュートが決まり、58-58の同点に追いついた。だが、追い上げにすべての力を使ってしまった日本にはここから逆転する力が残されていなかった。残りの4分で日本は薮未の3ポイントシュートしか得点できず、マリに15点を奪われ、最終スコア61-73で敗れた。

大脇がチームハイの15得点に加え8リバウンド2アシストを記録し、森岡が14得点8リバウンド5アシスト、薮未が10得点をマークした。最終戦を勝利で飾ることはできなったが、2017年大会の4位に次ぐ、歴代2番目の好成績で幕を閉じた。

森岡は日本バスケットボール協会(JBA)のサイトで以下のコメントを発表している。「流れの中の1対1をもっと増やしたり高さがある中でのシュート フィニッシュスキルがまだ足りていないと実感しました。世界の相手は常にコンタクトが激しく、どんどん 体力も削られて競ったときに粘り勝つことができませんでした。自チームに戻ったときもこのコンタクトの レベルを忘れずに最後まで走り切る体力をつけてまた一歩レベルアップしていきたいです! 」

なお、最終結果は以下となる。
■最終結果
優 勝:アメリカ
準優勝:スペイン
第3位:カナダ
第4位:フランス
第5位:マリ
第6位:日本
第7位:チェコ
第8位:リトアニア
第9位:オーストラリア
第10位:ドイツ
第11位:イタリア
第12位:エジプト
第13位:中国
第14位:ブラジル
第15位:チャイニーズ・タイペイ
第16位:アルゼンチン