チームディフェンスで『怖い岡田』を封じ込めた名古屋ダイヤモンドドルフィンズ、京都ハンナリーズとの同地区決戦を制す

2017/01/05
Bリーグ&国内
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文=丸山素行 写真=本永創太

スイッチとダブルチームで岡田の爆発力を発揮させず

『オールジャパン2017』3日目、名古屋ダイヤモンドドルフィンズと京都ハンナリーズはBリーグ西地区同士の戦いとなった。

前半を3点のリードで折り返した名古屋Dは後半に入ると、ボール保持者へのプレッシャーを強め京都に襲いかかった。特にシューターの岡田優介に対して、徹底したスイッチディフェンスでノーマークを作らせず、ドライブで切り込もうにもダブルチームでターンオーバーを誘った。

名古屋Dのヘッドコーチ、レジー・ゲーリーは「相手の強みは岡田選手の3ポイントシュートだと分かっていたのでマークした」と作戦が的中したことを誇った。「第3クォーター、第4クォーターの出だしは集中したディフェンスですごい良かった」と指揮官が語ったように、名古屋Dはディフェンスからリズムを作ることに成功した。

第3クォーターに笹山貴哉の連続3ポイントシュートで名古屋Dが50-39とリードを2桁に乗せる。京都にとっては辛抱が続く展開、ここで集中力を切らせてしまったのは佐藤託矢だった。ラフなプレーが続き、笹山とのマッチアップで5つ目の個人ファウルを犯し、第3クォーター半ばにしてファウルアウトに。マーカス・ダブをケガで欠く状況で、日本人ビッグマンの佐藤が早々に退場となったことが、京都にとっては致命傷となった。

過密日程とケガ人、退場者の『3重苦』に京都が沈む

第4クォーター中盤までに点差は最大19点まで広がる。しかし、何度かのアップセットを経験して『逆転勝ちの味を知る』京都は最後まであきらめない。終盤にスティールから岡田が連続で3ポイントシュートを沈めて9点差まで追い上げ、勝利への執念を見せる。「どういう状況でも1%でも勝つ可能性があればそれに賭けたい。そういう気持ちを見せたかった」と岡田は終盤のプレーを説明した。

それでも名古屋Dは、それ以上の追撃を許さなかった。追われる展開となった第4クォーターもしっかりと攻め切り、ジェロウム・ティルマンが9得点を挙げてこの試合での得点を両チーム唯一となる20に乗せ、最終スコア87-74で勝利した。

敗れた京都はBリーグからの連戦が続く過密日程に加え、小島元基、マーカス・ダブと主力をケガで欠き、さらには佐藤のファウルアウトまで重なり、本来の爆発力を発揮できなかったのが悔やまれる。

勝った名古屋D、明日の準々決勝はシーホース三河との『愛知ダービー』となった。ゲーリーヘッドコーチは「お互いハードに戦い、タフな試合になる」と一筋縄でいかない相手との対戦に気を引き締めた。明日の三河戦は会場を代々木第一体育館に移し、14時ティップオフとなる。