ジェームズ・ハーデン

クリッパーズとニックスがハーデン獲得に興味?

ジェームズ・ハーデンはプレーヤーオプションとなっている契約最終年を選択した。これはセブンティシクサーズからの退団を意味する動きだ。

ハーデンは2021-22シーズンのトレードデッドラインにネッツからシクサーズに加入し、昨年オフには大幅な年俸カットを受け入れて、2年目がプレーヤーオプションとなる2年契約を結んでいた。これはハーデンのNBA優勝への思いが現れたもの。優勝するためのロスターを作り上げるために年俸カットを受け入れる一方で、シクサーズで物事が上手く運ばない場合には移籍できる余地を残していた。

バード権を持つシクサーズと大型契約を結んで残留するか、あるいは古巣のロケッツに戻って再建に手を貸すか。これがハーデンの選択肢と見られていたが、『The Athletic』は、シクサーズがハーデンの残留を望むものの、特にポストシーズンでケガの増えた33歳の選手との長期契約を望んでいなかったと報じている。

かくしてハーデンは来シーズンのプレーヤーオプションを選択。契約最終年を破棄していればシクサーズに何の見返りも残さないで退団していたところだが、これからシクサーズと協力してトレード先を探すことになる。

ロケッツを離れてネッツに移籍した2020-21シーズンからプレーメークに比重を移したハーデンは、昨シーズンに10.7アシストを記録してアシスト王となっている。3年連続得点王になったロケッツ時代の爆発力はもうないが、プレーメーカーとしてはいまだオールスタークラスの実力を維持している。短期契約しか望めない以上はシクサーズ以上に優勝を狙えるチームでプレーしたい、それが上手くいかなければロケッツに戻る、というのがハーデンの動きになるだろう。

『ESPN』はハーデン獲得に興味を持つクラブとして、クリッパーズとニックスを挙げている。