「それぞれがアグレッシブに自分らしいプレーをすることで良い仕事をしてくれた」
クリッパーズがホームでウォリアーズと対戦。エースのカワイ・レナードが自己最多タイとなる7本の3ポイントシュートを沈めると、先日のトレードデッドライン直前で獲得した新戦力たちが躍動し、134-124で点の取り合いを制した。
第1クォーター、クリッパーズはレナードを中心に5選手が4得点以上と守備に的を絞らせないチームオフェンスでリードを得たが、第2クォーターに入るとウォリアーズの猛攻を食らってしまう。今シーズン平均8.0得点のドレイモンド・グリーンがこのクォーターだけで7得点を挙げると、さらにタイ・ジェロームが8得点、ドンテ・ディビンチェンゾも7得点と脇役たちの大暴れによりこのクォーターだけで42失点とディフェンスが崩壊した。
この結果、クリッパーズの4点ビハインドで前半を終えたが、第3クォーターに入ると真逆の展開に。レナードがこのクォーターだけで13得点を挙げると、チーム全体でフィールドゴール24本中15本成功と高確率で決めて44-28のビッグクォーターを作り出し、一気に突き放す。第4クォーターに入ってもクリッパーズの流れが続き、常に2桁リードをキープする盤石の試合運びで逃げ切った。
クリッパーズは揃ってチームデビュー戦となったエリック・ゴードンが7得点3アシスト3リバウンド2ブロック、ボーンズ・ハイランドが6得点4リバウンド2アシスト、メイソン・プラムリーが8得点5リバウンド3アシストとそれぞれが勝利に貢献するパフォーマンスを見せた。彼ら3人の活躍もあって、課題となっていたベンチポイントで49得点をマーク。そして9選手が16分以上の出場と選手層に厚みが出たことでタイムシェアが可能となり、試合を通して強度の高いプレーを継続できていた。
9本中7本の3ポイントシュート成功を含む、フィールドゴール17本中12本を沈めたレナードは、「自信を持ってシュートを打ち続けることができた」と自身のプレーを振り返る。また、新戦力トリオについては「それぞれがアグレッシブに自分らしいプレーをすることで、良い仕事をしてくれた」と称えた。
そして、新戦力の一人であるハイランドは、自分のやるべきことをこのように語った。「オフェンスではゴール下にアタックして、チームメートにパスを出すことができると感じている。プラムリーもボールプッシュができることを忘れていたよ」
3人を獲得した効果が早速出たクリッパーズは新戦力が順調にケミストリーを高めていければ、激戦の西地区を勝ち抜けるチームになれる。そんな大きな可能性を示した一戦となった。