第3クォーター終盤からゲームクロージングを務める
現地2月9日、渡邊雄太が所属するネッツは、ホームでブルズと対戦した。
主力を務めていたカイリー・アービング、ケビン・デュラントがトレードで移籍し、ロスターが様変わりしたネッツは、ジョー・ハリスが第2クォーターだけで6本の3ポイントシュートを沈めて3点リードで前半を終える。第1クォーターに出番がなかった渡邊は、第2クォーターのスタートとして出場。1on1を仕掛けるデマー・デローザンへのディフェンスや、相手のインサイドアタックにヘルプに入ってシュートを防ぐなど守備で存在感を発揮する。オフェンスでは、ロイス・オニールの3ポイントシュートを演出するエクストラパスを見せた他、残り8分弱には自身もオープンスリーを沈めて初得点を記録した。
第3クォーターに入ると、お互いにシュートを決め合う一進一退の攻防が続く。残り4分に再びコートに立った渡邊は、コーナーから2本目の3ポイントシュートを決める。この後のプレーで、ベン・シモンズからのハンドオフをファンブルしてブルズに速攻を食らうも、残り1分にゴール下へのカッティングから再びシモンズのパスを受けてレイアップに成功して帳消しに。
渡邊はネッツが5点ビハインドで迎えた第4クォーターも続けて出場し、前半に見せていたタフなディフェンスを随所に見せる。5点リードで迎えたクォーター開始5分に、3本目となる3ポイントシュートに成功すると、残り4分にはキャム・トーマスのキックアウトから再びコーナースリーを決めて、ネッツのリードを2桁に拡大する。その後も最後まで出場し続けた渡邊は、得点こそなかったものの、コーナーまで広がってトーマスのドライブスペースを空けるなど、オフボールで活発に動いてオフェンスに貢献。試合終盤に連続で獲得したフリースローを確実に決めたネッツが116-105で勝利した。
渡邊は22分の出場で、5本中4本成功と高確率で決めた3ポイントシュートを含む14得点1リバウンド2アシスト1スティールを記録。主力が移籍した中でも、以前と変わらないパフォーマンスを見せた。