ジュリアン・マブンガ

宇都宮を契約解除となって以降、所属先は見つからず

昨年の11月14日に宇都宮ブレックスとの契約を双方合意の上で解除となったジュリアン・マブンガが本日、自身のTwitterで引退を表明した。

「日本のバスケットボールファン、チームメート、コーチ、ライバル、友人、家族、そして今まで私を支えてくれた全ての人、本当にありがとうございました!皆さんに会えないのは寂しいです。今日、私はバスケットボールを引退しますが、今後がとても楽しみです。まだまだこれからです」

現在33歳のマブンガはジンバブエ出身、203cm106kgのパワーフォワード。2015-16シーズンから日本でプレーし、Bリーグ初年度を滋賀レイクスターズ(現滋賀レイクス)で迎えた。その後の3シーズンを京都ハンナリーズで過ごし、2020-21シーズンからの2シーズンを富山でプレーし、今シーズンに宇都宮に加入した。

マブンガはパワーフォワードながらハンドラーもこなし、パス能力に長け、ディープスリーを難なく決めるシュート力も兼ね備えている。通算17回のトリプル・ダブル数はBリーグトップで、昨シーズンは平均28.0分のプレータイムで14.7得点、5.2リバウンド、6.1アシストを記録したリーグ随一のオールラウンダーだ。しかし、宇都宮ではチームバスケットへのフィットに苦しんだ。9試合に出場したものの平均13.0分のプレータイムで6.0得点、1.1リバウンド、2.1アシストと大きくスタッツを落とし、契約解除となった。

プレースタイルだけでなく、歯に衣着せぬ言動や明るいキャラクターでファンに愛されたマブンガ。第2の人生の成功を祈りたい。