男子日本代表

写真=©JBA

個人評価は試合に出場した選手のみを対象として、S、A、B、C、Dの5段階評価。バスケ専門メディア各社のコメントを交えてお届けします。

富樫勇樹 2

評価:C @flymagazine
ゲームの入りは悪くない印象だったが、チームのシュート確率が上がらずリズムが掴めなかった。2Qに放った3P後にディフェンスの足に乗って負傷退場後、再びコートに立つことはなかったのでC評価。ひねった足の具合が次戦にどう影響するのか?

評価:C @Masataka_Taira from NATIONS
2Qの負傷によりわずか10分の出場にとどまる。3Pの着地で相手の足に乗ってしまったのは不運だったとしか言いようがない。早い回復を願っている。

評価:なし @marknbafan from NATIONS
途中でアクシデントがあり、10分のみの出場となった。出場している時間帯はアグレッシブに攻めていたので怪我は残念。早急な回復を祈る。

評価:B @basket_count
ドライブからのキックアウトで3ポイントシュートを演出するなど、ペイントアタックの観点では良い仕事をしたが、攻め手がなくなった時の3ポイントは決めてほしかった。また決して悪いディフェンスではなかったが、高さがない分、相手の強引なドライブを防げなかったことは今後も課題となる。そのミスマッチを補って余りあるくらいオフェンスで結果が欲しい。

比江島慎 6

評価:A @flymagazine
1Qからファウルトラブルでコートから姿を消したものの、3本の3Pシュートはいい流れをチームに呼び込み、しっかりとしたボールコントロールからのアシストでも観客を魅了。八村、渡邊が不在の日本代表において、まだまだ余裕を感じさせる唯一無二の存在感を示した。

評価:A @Masataka_Taira from NATIONS
試合感がないのでは?と不安視されたが、やはり比江島はタフだった。20分の出場で3/4の3Pを決め、12得点3アシストの活躍。素晴らしいの一言。もっともっと比江島主体の日本代表を見てみたいといつも思ってしまう(笑)

評価:B @marknbafan from NATIONS
富樫負傷というアクシデントの中、プライマリーハンドラーとしてPG的な役割を担った。安定感のあるプレーで仕事をきっちりこなしたという印象。だが彼は日本のエース。もっとダイナミックな比江島を見たいのは僕だけじゃないはずだ。

評価:B @basket_count
12得点と結果を残したが、うち9点が3ポイントシュートであり、リムへとアタックする姿が見たかったのが本音。軽率なファウルトラブルでゲームを壊しかけたのは反省点。まだまだ本当の比江島ではないはず。

篠山竜青 7

評価:B @flymagazine
富樫がいないゲームをうまくつないで、後半の追い上げキーとなったディフェンスでもそつなく仕事をこなした。4ファウルと少しアジャストしきれないコールもあったが、黒子役に徹して富山での初戦勝利に貢献した。

評価:C @Masataka_Taira from NATIONS
富樫選手のアクシデントもありながらバックアップPGとして仕事をした。良いディフェンスだったが不運もありファウルトラブルに。バックコートでのTOはPGとしては避けたいところ。次戦のカザフスタン戦のキープレイヤーかもしれない。

評価:A @marknbafan from NATIONS
今までのW杯予選とは違い、ペネトレートする隙を積極的に伺っていたのがとてもよかった。PGとしてディフェンスをしっかりしながら、オフェンスでも脅威になっていた。

評価:C @basket_count
持ち味のディフェンスで何度か相手のターンオーバーを誘発したのは良いが、第3クォーターで3つのファウルを犯し、富樫同様に相手のポイントガードを止められなかった点で相殺。速攻からシュートファウルを得るも2投失敗はマズい。またトラベリングを数回犯した点もクロスゲームでは致命傷になりかねない。やや辛口でのC。

太田敦也 8

評価:B @flymagazine
主力を少しでも休ませるバックアップのために、いつも準備を怠らずハッスルする姿勢は真のロールプレーヤー。評価するには厳しい出場時間であったが、彼の存在にチームは大きく勇気づけられているに違いない。

評価:C @Masataka_Taira from NATIONS
わずか4分ほどの出場だが、ファジーカス選手とともに出場する場合はストレッチ4としてファジーカス選手の外が期待できるローテーションに。相手によってはそういった時間帯が増える可能性もある。いつもしっかりと仕事をこなすベテラン。

評価:C @marknbafan from NATIONS
プレイタイムが少なく評価なし。

評価:C @basket_count
1オフェンスリバウンド1ファウル、4分のプレータイムでは評価できないが、その中で持ち味を出せなかったことはマイナスととらえるべきか。あっちゃんがその気になれば主役にもなれると信じています。

竹内公輔 10

評価:C @flymagazine
ファーストラウンドAUSアウェー戦依頼の招集となったがインパクトを残すプレーの機会は訪れなかった。しかし、リーグでは首位を走る栃木の重要な役割を担う公輔が、弟である譲次のように代表で進化が見られるともっと面白いチームになるはず。

評価:C @Masataka_Taira from NATIONS
久しぶりの代表復帰。栃木で見せる良いディフェンスを期待したかったところだが、わずか6分の出場にとどまる。カザフスタン戦では兄弟揃っての出場も見てみたい。

評価:B @marknbafan from NATIONS
プレイタイムは短かったが、センターポジションであれだけトランジションで走られると相手はめちゃくちゃ嫌だろう。かなり脅威になっていたし、後半で走るという試合のタイミング的にもよかった。

評価:C @basket_count
6分のプレータイムを得たがスタッツはオール0。太田と同様に違いを生み出せなかった点はマイナス。本人のせいではないが、プラスマイナスで-12と悪い流れを覆せなかった点でC評価。

竹内譲次 15

評価:A @flymagazine
FG75%のセレクションの良さで9Pでオフェンスでも貢献し、ディフェンスでもファジーカスの負担を減らす8Rを獲得してチームを支えた。アジアのビッグマンに引けを取らない堂々のプレーを次戦も期待したい。

評価:A @Masataka_Taira from NATIONS
非常に素晴らしい活躍。 +/− 38はチームトップの数値。攻守ともにアグレッシブな姿勢が見え、代表において不動の地位を築いている。バスケットカウントもあり、3Pもあり、譲次選手の良いところが濃縮された試合。

評価:A @marknbafan from NATIONS
インサイドのディフェンスをしっかりこなし、リバウンドに絡んでオープンショットを打つ。試合ごとに安定感が増している。チームからの信頼がとても厚いのが、見ててわかる。

評価:S @basket_count
9得点8リバウンドとそこまで突出した数字は残していないが、プラスマイナスはチームトップの38で、譲次のいる時間帯のバランスの良さを物語っている。被ファウル4はチームトップ、特にオフェンスリバウンドに絡んでのファウルは価値がある。影のMVP。

馬場雄大 18

評価:S @flymagazine
地元富山での凱旋試合ということもあってか大観衆の前で、代表キャリアハイの活躍を見せた。前半の嫌なムードを吹き飛ばす3Qの躍進は、彼の持ち味であるトランジションによってもたらされ、とどめを刺すダンクもお見舞い。7R/2ST/1Bとディフェンスでも高い身体能力を発揮した。

評価:S @Masataka_Taira from NATIONS
地元富山に日本代表として初の凱旋試合。やはり魅せてくれました!13得点4アシスト7リバウンドと大車輪の活躍。なんと言っても強烈なワンハンドダンクでのバスケットカウントは鳥肌モノ…。文句なしのS評価。

評価:S @marknbafan from NATIONS
「All you need is ONE GAME」。過去の偉大な選手たちは、たった1試合のビッグゲームできっかけを掴みステップアップしている。これが馬場にとってそのONE GAMEだったのか?今後が楽しみでならない。

評価:A @basket_count
ダンクはバスケの華。ただの2点ではあるが、会場を沸かせてチームに勢いを与える。試合の趨勢を決める一発を出せる魅力を、この負けられない試合で発揮してくれた。ただ、一番苦しい時間帯には消えていたのは課題。

市岡ショーン 21

プレータイムなしのため評価なし

ニック・ファジーカス 22

評価:A @flymagazine
チームハイとなる19P/10Rで八村・渡邉両エース不在の日本を支えた。ケガから復帰後リーグでも徐々にコンディションを上げてきたファージカスは、持ち前の多彩なシュートを披露しハッスル。スティールからレイアップまで持っていくレアなシーンも魅せた。

評価:B @Masataka_Taira from NATIONS
スタッツ的には安定の得点源として活躍。ただ、まだまだ本調子ではないのでは?と感じさせるようならしくなさも散見された。リバウンド争いや球際の争いをまだまだセーブしているような印象。今日のような試合展開ではあえて力をセーブするのも必要なこと。ストレッチ4としてアウトサイドを打つようなローテーションでの活躍にも期待。

評価:A @marknbafan from NATIONS
ほほ全てのプレーがシュートで終わるファジーカスには珍しい4TO。ハンドリングミスなどが普段より目立った。しかし得点力の高さと、バスケットボールで一番難しいと言われているペイント内の制限エリア外のシュートの正確性は本当に素晴らしい。心配なのは、徐々にディフェンス面で突かれるシチュエーションが増えてる事。今後も注視していきたい。

評価:B @basket_count
19得点10リバウンド3アシスト3スティールという数字はさすがの一言。カタールの選手では1on1で止められない違いを見せ付け、試合序盤に流れを呼び込んだが、その後にペイント外まで厳しいマークが付くようになると失速。ファウルを狙いすぎて自らタッチを悪くしてしまったし、ボールが手に付かずチームワーストの4ターンオーバーも精彩を欠いた印象。期待値が高いがゆえのB評価。

田中大貴 24

評価:S @flymagazine
ディフェンスでは完璧な仕事をこなし、富樫がケガでコートを去るアクシデントが起こるなか司令塔の役割をもしっかりと果たした。チームの状況によってアジャストしていく彼のプレースタイルは、12P/4R/7A/2Sを記録した数字以上の影響力があった。

評価:A @Masataka_Taira from NATIONS
まさにミスター・オールラウンダー。後半はPGとしてボールハンドラーとなる時間帯が多かったが文句なしのアシスト7でチームの逆転劇を演出。本人は数回しかPG経験はないと言っていたが、比江島とのコンビはもはやポジションレスなバックコートコンビに。

評価:A @marknbafan from NATIONS
序盤のドライブ&キックが非常に効果的だった印象。一本欲しい時に得点してくれたりと、安定感があり本当に頼れるプレイヤーになったと思う。アシストは7とオフェンスの起点になっていたのは間違いないだろう。

評価:S @basket_count
苦しい時に責任を引き受け、打開してチームに勢いを与える働き。富樫、篠山が手を焼いた相手のポイントガードを完全に抑えて相手のストロングポイントを消し、そこから逆に速攻を連発したことが直接的な勝利の要因となった。

古川孝敏 51

評価:A @flymagazine
チームを引っ張る存在として期待されながら、これまでなかなか結果を出せなかった古川が、このWC予選での初得点を挙げた。Bリーグでは誰もが認める屈指のシューターなだけに、これをきっかけに代表でも復調を遂げてほしい。

評価:B @Masataka_Taira from NATIONS
9月の日韓戦ではらしくない活躍だったが、今回はシーズンインしていることもあってか本来の古川選手の姿を取り戻しており素晴らしい活躍。3&Dの代表格として、海外組スイングマン不在時には必ず必要になる戦力。

評価:A @marknbafan from NATIONS
ディフェンスでの貢献度と球際のハッスル、そして積極的なコミュニケーションと絶対コートに一人は置きたい存在である。14分で8得点と効率よく点も取ってるし素晴らしい出来だったと思う。

評価:B @basket_count
フィジカル負けしないディフェンスで後半の堅守の一役を担った点はグッド。だが3ポイントシュートが5本中1本の成功はマイナスで、あと1本入るだけで相手の印象も異なる。ディフェンスと声出しは計算できるが、オフェンスの貢献も求めたい。栃木時代のようなオフェンス力はもう期待できない? そんなことないでしょフルさん!

張本天傑 88

評価:A @flymagazine
セカンドラウンドで初めて巡ってきたチャンスをFG50%で8得点という結果で示し、コーチの期待に見事に応える勝負強い好印象も与えた。ディフェンスでもサイズ不足を感じさせない仕事で6Rを獲得。しっかりした準備が実を結んでいる。

評価:A @Masataka_Taira from NATIONS
3Pも決めて非常に良い活躍だった。ディフェンスにおいてもフィジカルな対応ができ、オフェンス面ではストレッチすることができるのは貴重。次世代のフロントコートを担う存在になると思う。

評価:A @marknbafan from NATIONS
サイズはウィングなのだが、4番ポジション風な立ち位置で3Pが打てるのでストレッチ効果が凄い。打てる場面でもしっかり打ってたので、スペーシングに大きく貢献した。

評価:A @basket_count
自分よりも高い相手をうまく抑え、特にディフェンス面で高評価。ストレッチ4として8得点6リバウンドと少ないチャンスをモノにした。ローポストでの1対1などアグレッシブな姿勢もグッド。改めて日本に必要な選手であることを証明した。安定して今日のようなプレーが続けられれば、渡邉と八村のいない試合では15分前後のプレータイムを確保し、代表で確たる居場所を得られるはずだ。