レナードとカズンズはワークアウトに参加、ブラウンは10日間契約が間もなく終了
レイカーズはフリーエージェントとなっているマイヤーズ・レナードとデマーカス・カズンズを現地13日に実施したワークアウトに召集したことを『ESPN』に明かした。
センターとして身体のぶつかり合いを嫌わないハッスルプレーを持ち味とするレナードは、ヒートに所属していた2021年1月でのプレーを最後にコートに立っていない。理由は3月にゲームの生配信をした際、反ユダヤ主義発言を行ったとして、ヒートが彼に無期限のチーム離脱を宣告したからだ。そして、その後の2シーズンは無所属で過ごし、痛めていた肩と足首の手術とリハビリに費やした。
カズンズは2019年のオフにレイカーズへ加入した経歴があるが、夏のピックアップゲームで負傷するとその後はプレーすることはなく、2019-20シーズン中に解雇されている。昨シーズンはバックスとナゲッツでプレーし、バックスでは17試合で平均9.1得点、5.8リバウンドをマーク。ナゲッツでは31試合に出場して平均8.9得点、5.5リバウンドを記録していた。
ワークアウトの様子を見た指揮官のダービン・ハムは「2人とも素晴らしかった」と前置きし、次のように話している。「素晴らしかったが彼らと何かをできるかどうかは別の話だ。しかし、僕たちは常に様々なシナリオで確認をしようとしているよ」
現在のレイカーズはロスターの15人目の枠が空いており、2人のビッグマンを加入させる可能性があると報じられている。また、チームは指揮官のハムがバックスでアシスタントコーチを務めた時に面識のあるスターリング・ブラウンと10日間契約を結んでおり、現地15日にその契約が切れることになっている。ブラウンはこの契約の中で4試合に出場し、平均6.0分のプレータイムで2.0リバウンド、0.8スティールと物足りない数字となった。しかし、NBAの契約交渉協定の規則によると、ブラウンはレイカーズがこの後のシーズンの契約を結ぶかどうかの決断を下す前に、もう一度10日間契約にサインする資格を持っているため、この先もチャンスはありそうだ。ハムはブラウンとの契約について、「私たちの健康状態と次のステップで何をして何を作るのが最適かによって異なるだろう」と、断言を避けている。
レナード、カズンズ、ブラウンの3つの選択肢に頭を悩ますレイカーズだが、ハムは「十分な情報に基づいた決定ができるように、彼らの長所や短所を見極めていく。僕たちチームが彼らをどう評価したかを確認して考えようと思う」と、毅然とした判断を下すことを語った。