チームメートのラビーンは「きっと戻って来てくれるはず」と復帰を待ち望む

左膝の療養中となっているブルズのロンゾ・ボールが、自身のインスタグラムのアカウントを通じてダンクをする動画を投稿した。映像はゴール下から楽々とダンクをする姿で、コートで見せていた豪快なダンクと比べると味気はないが、復帰に向けてまた一歩前進していることがうかがる。

昨シーズンにブルズへ加入したロンゾは、前半戦の東カンファレンス首位を走るチームのトランジションを牽引するキーマンとして活躍していたが、昨年の1月に膝の痛みによって戦線離脱。半月板の軽度の断裂と診断され、1月に手術を受けてリハビリに励み、当初は8週間程度で復帰が予定されていたがシーズン中に戻ることはなく、チームはプレーオフでバックスに敗れてロンゾが戻ることはなくシーズンを終えている。

昨年の1月14日からプレーしていなかったロンゾのダンクする姿はクラブにとってもファンにとってもうれしいニュースとなった。指揮官のビリー・ドノバンは次のようにロンゾの状態を話す。「まだ痛みの不快感はあると思う。重要なのは彼が痛みを感じているかどうかだ。しかし、彼は走ったり、ジャンプしたり、ダンクすることができるようにはなっているよ」

ロンゾの復帰が早ければ早いほどクラブにとっては喜ばしいことだが、約1年間プレーしていないため、コートに立つためには大幅な立ち上げ期間が必要であることを指揮官は強調する。「1年間欠場した時、彼がすぐにプレーを再開できるとは思わなかった。調整期間が必要なことは間違いないだろう。彼のプレーを許可するのは、NBAのスケジュール次第だ」

現在19勝24敗のブルズは平均26.1得点でチームのリーディングスコアラーとなっているデマー・デローザンを2試合連続でケガのため欠くなどフルメンバーが揃わず、3連敗中と苦しい状況だ。その中で、ここまで全試合で先発出場してチームを牽引するザック・ラビーンは、ロンゾについて問われると「彼は私たちのチームの大きな部分を占めている」と話し、次のように続けた。「彼はオフェンスでもディフェンスでも多くのプレーをこなし、影響力があるんだ。チームの誰かに置き換えることは難しいし、置き換えるつもりもないよ。きっと戻って来てくれるはずだ」

ロンゾがコートに立つまではまだまだ時間を要するかもしれないが、昨シーズンはプレーできなかったプレーオフに出場して燦然と輝く姿を見せてもらいたい。

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