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ファンの反応を楽しむKD「これぞエンターテイメント」
ウォリアーズへの移籍を決断したケビン・デュラントに対する風当たりは今も強い。『スーパーチーム』結成によりウォリアーズ全体がNBAの『ヒール』扱いを受けているが、開幕から約2カ月半が経過した今、デュラントは周囲が作り上げた自身のキャラクターを楽しんでいる。
デュラントは『ESPN』に対し、「楽しんでいるよ。これぞエンターテイメントだからね」と語る。「そういう役割を演じられる機会を与えてくれているファンの皆には感謝しているんだ。野次でも声援でも、試合を観戦している間、ファンの皆が普段の生活から抜け出せているのならオーケーだ。良いことも悪いことも起こるのが人生だからね」
加入当初は新チームのケミストリーも不安視されたが、その心配は杞憂に終わった。チームは現在4連勝中で20勝3敗。デュラント個人もシーズン平均26.2得点を記録し、以前と変わらないハイスコアリングマシーンぶりを発揮している。好調を維持できているからこそ、デュラントも自身に向けられる批判を客観的に見る余裕を持てるのだろう。
デュラント、ステファン・カリー、クレイ・トンプソン、ドレイモンド・グリーンを中心とするチーム内の意識も統一され、それぞれの役割も明確になり、勝利パターンが確立されつつある。デュラントが以前より精神的に楽にやれるようになったことで、ウォリアーズはさらに強力なチームに進化した。
チームケミストリーが不安視されたが、問題なく力を発揮し全体1位を走るウォリアーズ。