ニック・ケイの3ポイントシュートで第1クォーター終盤から16-0のランに成功
12月14日、島根スサノオマジックはホームで大阪エヴェッサと対戦した。17得点を挙げたニック・ケイを筆頭に前半の主導権を握ると、第3クォーターに逆転を許したが、チームハイとなる21得点を挙げた安藤誓哉が勝負どころで得点を重ね72-65で勝利を収めた。
島根は大阪のローテーションを上回るボールムーブでディフェンスを翻弄すると、ピック&ロールなどでミスマッチが起きたケイを中心に得点を重ねる。大阪がディージェー・ニュービルの個人技で得点するのに対し、クォーターを通してケイが内外問わず得点し続け、残り3分に2ポゼッションのリードを奪う。その後、ケイの連続得点と安藤の3ポイントシュートが続き、16-0と走り一気に突き放した。
17点差を追いかける大阪は、第1クォーターに課題となったローテーションを修正しアウトサイドからの失点を防ぐと、途中出場の木下誠がレイアップとミドルシュートで連続得点に成功する。残り1分を切り、安藤にこの日4本目の3ポイントシュートを受けるもその後のオフェンスで木下が決め返し、点差を11点に縮めて試合を折り返す。
第3クォーターも引き続き大阪が試合の主導権を握る。前半は無得点だったアイラ・ブラウンがニュービルとのツーメンゲームから豪快なダンクを繰り出すと、島根のスイッチミスからアイラがフリーでアウトサイドシュートを沈めてチームに勢いを与える。そして開始約3分、ショーン・オマラとのハイ&ロープレーからアイラがフリースローを獲得し、2本とも沈めて第1クォーターぶりにリードした。
イージーシュートのミスが続き逆転を許した島根は、ベンチメンバーの白濱僚祐の3ポイントシュートでオフェンスを立て直すと、ペリン・ビュフォードがB1通算2000得点目となるダンクでリードを奪い返す。その後は大阪の堅守に苦しみながらも、安藤が1on1からレイアップを沈めて5点リードして最終クォーターへ突入する。
第4クォーター、ビュフォードを休ませた島根は代わって出場した阿部諒が3ポイントシュートを決めてリードを拡大。また、残り6分に大阪のチームファウルが4つになったことを見た安藤がギアを上げて1on1から得点を量産し、オフィシャルタイムアウト時に2桁点差をつける。ディフェンスでは、大阪にタフショットを打たせ簡単に追いつかせず、フリースローでリードを守り切って島根が勝利。今シーズン14勝目を挙げた。
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