Bリーグの合間を縫って強豪チームが負けられない一発勝負に挑む、天皇杯4次ラウンドが幕開け!

Bリーグの合間を縫って強豪チームが負けられない一発勝負に挑む、天皇杯4次ラウンドが幕開け!

2022/12/06 12:00

リーグ戦の疲労がある中で、高いパフォーマンスを発揮できるのはどのチームか

天皇杯の4次ラウンドが、12月7日に開催される。このラウンドは、3次ラウンドを勝ち上がった8チームのトーナメントとなり、昨シーズンのBリーグでの勝率が高いチームがホーム開催となる。4次ラウンドを勝ち上がった4チームで来年1月にクォーターファイナル(準々決勝)を行う。そして、4次ラウンドを勝ち上がった2チームと、昨シーズンのBリーグチャンピオンの宇都宮ブレックスと準優勝の琉球ゴールデンキングスを加えた4チームによるセミファイナル(準決勝)が2月に行われ、3月12日にファイナル(決勝)が行われる。

千葉ジェッツvs名古屋ダイヤモンドドルフィンズ
千葉Jはリーグ戦で6連勝中と波に乗っている。ヴィック・ローも戦線復帰し、富樫勇樹をはじめ、ギャビン・エドワーズ、クリストファー・スミス、原修太と得点力のある選手が軒並み好調。元来のオフェンス力に加えて、ジョン・パトリックヘッドコーチのディフェンスフィロソフィーも浸透してきており、相手をロースコアに抑える試合も見られている。 一方、名古屋Dも強豪ひしめく西地区で上位をキープ。フィールドゴール成功率と3ポイントシュート成功率はどちらもリーグ1位となっており、オフェンス力の高さが表れている。そのオフェンスを牽引するのは齋藤拓実とコティ・クラークだ。齋藤はアシストランキングでリーグ2位、3ポイントシュート成功率ではリーグ1位となっている。そして、クラークは得点ランキングでリーグ3位につける得点力でチームを牽引している。また、2人に限らず得点できる選手が揃っているため、いかに的を絞らせてないかがポイントになる。 リーグ屈指のオフェンス力が武器の両チームだけに好ゲームを期待したい。

アルバルク東京vs信州ブレイブウォリアーズ
ターンオーバーの少ないプレーと、ディフェンスやリバウンドでインサイドを支配する手堅いスタイルで順当に勝ち星を伸ばしているA東京。ジャスティン・コブスの安定感に加えて、田中大貴や安藤周人のウイング陣も調子を上げてきているのが好材料だ。信州は得点源のペリメーター(中距離シュート)を打たせてくるチームなため、その成功率が鍵を握る。今シーズン初のアリーナ立川立飛でのゲームとあって、昨シーズンぶりに観戦するファンにも勝利を見せたいところだ。一方、ホームの利も生かして3次ラウンドを勝ち上がった信州は、ここにきて欠場者が続出。前節の京都ハンナリーズ戦ではロスターが8名と苦しい状況ながら、3ポイントシュートを効果的に成功させて勝利した。これまでフィールドゴール成功率の低さが目立っていたが、直近の試合から改善が見られたのは良い傾向だ。しかし、この試合もロスターが十分に揃わない不安はつきまとう。このような状況だからこそ、チームが一つになり戦うことを期待したい。お互いにディフェンスを重視するスタイルのため、我慢の展開から、どちらが先に流れをつかむか注目だ。

島根スサノオマジックvs群馬クレインサンダーズ
5日の夜に川崎ブレイブサンダースとアウェーで試合を行い、中1日でこの試合を迎えるハードスケジュールな島根。川崎との第1戦はリード・トラビスの戦線離脱を感じさせない戦いぶりではあったが、攻守ともに歯車が噛み合わない時間帯があり、完封された印象があった。第2戦はチームオフェンスが機能して28点差で圧勝した。爆発力のあるオフェンスに期待したいところだが、今シーズンはディフェンス力も武器となっているため、強力なオフェンスを有する群馬を相手にしっかりと守り勝てるかがポイントだ。対する群馬は、東地区3位と上位はキープしているものの、宇都宮ブレックスにダブルオーバータイムの末に敗れ、茨城ロボッツとは両日ワンポゼッション差で1勝1敗と接戦が続いた。勝っていてもおかしくない試合展開の中での2敗は新たな課題となっただけに、今後どのように修正してくるか注目される。群馬らしいオフェンスが見られる時間帯も多いが、茨城には両日とも3ポイントシュートを40%以上の高確率で許したため、ディフェンスで奮闘したいところ。また、両チームともターンオーバーが少ないため、ミスの少ない緊張感のある展開に期待したい。

横浜ビー・コルセアーズvs三遠ネオフェニックス
横浜BCは、前節の宇都宮ブレックス戦で連勝と波に乗っている。連日でキャリアハイの得点を更新した河村勇輝が勝利の立役者ではあるが、両日とも10点以上のリードを許しながらも逆転へ繋げた勝利への執念がチーム全体で随所に表現されていた。特筆すべきは、2試合とも1桁に抑えたターンオーバーの少なさと、スティールを奪うディフェンス強度だ。インサイドに不安が残る三遠を相手にペイントを支配したい。一方の三遠は、中断期間明けから苦しい状況が続きリーグ戦5連敗中。また、カイル・コリンズワースと金丸晃輔の欠場が続き、3次ラウンドを勝ち上がった時とチーム状況が変わっている。直近のA東京戦ではシュート成功率が低く、得点が両日とも60点台とオフェンスの低調が響いてしまった。仮に金丸が欠場だとしても、佐々木隆成、細川一輝、半澤凌太とアウトサイドシュートを得意とする選手がいるので、アドバンテージを取りたいところ。また、横浜BCのインサイドに対抗するためにも太田敦也の奮起に期待したい。この試合後の週末は、再び横浜BCのホームで同カードが組まれているため、週末に向けてどちらが勢いづくのか注目される試合になる。

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