「僕の影響力は強く、僕はそれに責任を持ちたい」
11月20日にカイリー・アービングは会見を開き、『反ユダヤ主義』的な内容を含む映画のリンクをSNSに投稿した行為を謝罪した。
「この数週間で影響を受けたすべての人に、深く謝罪したい。ヘイトスピーチや反ユダヤ主義、人類に対して反感をもたらすすべてのものを僕は支持していない。自分の投稿によって脅威を感じたり傷付いた人に申し訳ないと思う。僕は誰にも危害を加えるつもりはなかった。そう意図したものじゃないんだ」
「僕は誰に対しても、どんなグループに対しても、危害を加えるつもりはなかった。でも、自分の声がいかに力を持っているのか、一連の出来事を通じて学ぶことができた。僕の影響力は強く、僕はそれに責任を持ちたい。そのためには、間違いを犯した時、人を傷付けてしまった時には、それを認めなければいけない」
「だから僕は謝罪する。ユダヤ人コミュニティはもちろん、世界のすべての人に、僕は君たちのコミュニティを悩ませるどんな問題にも一緒に立ち向かうつもりだと伝えたい」
11月3日にもカイリーはこの件について会見を行っているが、その時は「反ユダヤ主義的な考えを持っているか」との問いに対する答えをはぐらかし、「No」の一言を言わなかった。だが今回は謝罪し、ネッツによれば会見を前にユダヤ人コミュニティと話す機会も持ったそうだ。
この会見後、ネッツはカイリーの出場停止処分を解除した。当初は5試合とされた出場停止は8試合まで伸びており、その間は5勝3敗と勝ち越しているが、長いシーズンを戦い抜き、プレーオフを勝ち上がるためにカイリーの力が必要なのは間違いない。