セカンドユニットが激しい守備で試合の流れを変える
セルティックスはサンダー相手に大苦戦を強いられながらも、終盤に試合をひっくり返して126-122で勝利し、連勝を7に伸ばした。
ジェイソン・テイタムが27得点、ジェイレン・ブラウンが26得点、マーカス・スマートが22得点を記録したが、3人合わせて3ポイントシュートは16本中2本しか決まらず、3人いずれもフラストレーションを抱えながらのプレーが続いた。
それでも勝てた理由をスマートは「プリチャードとホワイトのおかげだ」と語る。「僕らスタートのメンバーは調子が上がらなかった。そこで2人が入ってエネルギーをもたらしてくれた。厳しい試合になったけど、おかげで泥臭くても勝つ方法を見いだすことができたよ」
デリック・ホワイトは「ゲームにもっとエネルギーを与えなきゃいけない、僕らはベンチでそう考えていた」と言う。
第3クォーター途中で15点のビハインドを背負ったセルティックスだが、ここでペイトン・プリチャードが激しいディフェンスから流れを呼び込む。マルコム・ブログドンのケガを機に、プレータイムは短くてもハードワークで結果を出している彼は、第3クォーターの終盤にディープスリーを決め、シェイ・ギルジャス・アレクサンダーからボールを奪うとそのまま速攻に転じてのレイアップで第3クォーターを締めた。
これにホワイトも続く。第4クォーター最初のプレーでホワイトとプリチャードがオールコートでプレッシャーをかけてジョシュ・ギディーからボールを奪い、ファウルを誘ってフリースローを確実に2本決める。クォーターの最後と頭、重要なポゼッションで彼らがビッグプレーを見せたことで試合の流れが変わり、テイタムやスマートが活力を取り戻した。
第4クォーターだけで5つのスティールを記録し、サンダーから7つのターンオーバーを引き出し、第3クォーターまで19あったアシストを2と激減させた。低調だった3ポイントシュートも第4クォーターは8本中4本成功と決まり、このクォーターを37-26として逆転勝利を収めた。
セルティックスを率いるジョー・マズーラは「誰かが力を発揮できなければ、別の誰かがやる。そのための準備ができていた。いつもとは違う勝ち方ができると示すことができた」と語る。
11勝3敗は東カンファレンスのライバル、バックスを抑えてリーグトップの数字。若いチームであるセルティックスは、勝ちながら試合をこなすごとに成長し続けている。