レイカーズ

復帰のデイビスはウェストブルックを称賛「彼を誇りに思う」

現地10月30日、レイカーズがようやく長いトンネルから抜け出した。

リーグで唯一白星のなかったレイカーズがナゲッツを121-110で下し、開幕から続いた連敗を5で止めた。この日のレイカーズはレブロン・ジェームズがチームハイの26得点に加え8アシスト、アンソニー・デイビスが23得点15リバウンド、ラッセル・ウェストブルックが18得点8リバウンド8アシストを記録と、『ビッグ3』全員が実力を発揮した。

93-85で最終クォーターを迎えたレイカーズはそのまま3ポゼッション前後のリードを保ち続けた。そして、残り5分を切った場面でロニー・ウォーカー4世が3ポイントシュートを沈め、この日最大となる13点のリードを奪った。ちなみにこの13点はここまでの6試合での最大リード数でもあった。その後、ナゲッツの反撃を受けたものの、残り1分半にオフェンスリバウンドを獲得したウェストブルックが自らドライブを成功させ、再び点差を2桁に乗せて勝負を決めた。

今シーズンからチームの指揮を執るダービン・ハムはようやく手に入れた1勝の喜びを噛み締めた。「今夜、我々は自分自身に何かを証明する必要があった。世界に対してではなく、メディアに対してでもない。自分たちのためにそれを証明しなければならなかったから素晴らしい気分だよ」

これまでの5試合、レイカーズは3ポイントシュート成功率がリーグワーストでアウトサイドシュートに苦しんでいたが、この試合では43.3%(30本中13本成功)と高確率だった。ハムヘッドコーチも「ボールが少し弾んでいたように思う。みんなペネトレイトし、キックアウトし、オープンシューターを見つけた。そして、みんな躊躇しなかった」と言い、ボールがよく回ってシュートセレクションが良かったことを理由に挙げた。

これまで戦犯扱いを受けていたウェストブルックは前の試合に続きベンチスタートとなった。それでも、パワフルなドライブやピンポイントパスを連発し、全盛期のような輝きを放った。デイビスもそんなウェストブルックを称賛した。「チームのために先発の座を犠牲にする。彼はその役割で成功した。それが我々が求めるすべてだ。彼には、『今やっていることを続けてくれ。君がやっていることはすべて信じられないことだ』と言ったよ。この2試合、彼は自分にできるすべてのことをやっていた。彼を誇りに思う」

一方のウェストブルックはビッグショットを沈めたウォーカー4世やオースティン・リーブスを称え、このように試合を振り返った。「正直なところ、僕はチームメートの活躍を見るのが大好きなんだ。これまでのキャリアでも周りが素晴らしいプレーをすることに喜びを感じてきた。今夜はみんなが競争し、シュートを決めた。まさに僕が求めていることが見れた試合になったよ」

試合終盤に腰を抑えながらプレーするなど、デイビスのコンディションに不安は残る。それでも、ようやく初勝利を挙げたことで、今後のレイカーズは上昇気流に乗るはずだ。