シーズン序盤の順位争いを占う、同地区対決が

winner

ドコモスポーツくじへの参加はこちらから

第5節

宇都宮ブレックスvs千葉ジェッツ
前節、アルバルク東京との対戦で接戦をものにできずに連敗を喫した宇都宮。いずれも第1クォーターで先行しながら追いつかれる展開となり、40分間通じたパフォーマンスが求められる。ホームのブレックスアリーナ宇都宮での3連敗は避けたいところ。千葉Jは、前節の滋賀レイクス戦で連勝し東地区首位に。強固なディフェンスから速い展開で滋賀を翻弄し、3ポイントシュートも確率良く決めて、インサイドも支配した。勢いに乗って昨シーズンのチャンピオンシップの借りを返し、バイウィークを迎えたいところ。スローペースの宇都宮とハイペースの千葉Jのどちらが自分たちのペースで試合のイニシアチブを握るか注目だ。

群馬クレインサンダーズvs秋田ノーザンハピネッツ
前節、富山グラウジーズにインサイドを支配されながらも、勝負強さを発揮して連勝した群馬。勝率は首位の千葉Jに並び6勝2敗で東地区2位と上々の開幕スタートを切っている。しかし、前節大活躍だったジャスティン・キーナンが出場停止となっている。秋田は、島根スサノオマジックと琉球ゴールデンキングスの西地区強豪チームとの4連戦を全敗。攻守の要であるケレム・カンターが前節の第1戦で全治未定のケガを負い、今節も欠場が見込まれる。直近4試合はいずれも70得点以下での敗戦なので、シュートを決めていきたいところ。群馬のケーレブ・ターズースキー、秋田のスティーブ・ザックと新加入選手がインサイドで力を発揮できるか注目。

新潟アルビレックスBBvs川崎ブレイブサンダース
開幕戦で島根に勝利して以来、勝ち星から遠ざかっている新潟は現在7連敗中。フィールドゴールの成功率がリーグ22位と不調だが、90失点以上の試合も多く、攻守に渡って課題を抱える。戦力が万全でない状態が続き、契約が発表されたコフィ・コーバーンの合流が待たれる。川崎も前節はシーホース三河を相手に連敗。3ポイントシュートの成功率がリーグ22位と不調で、今シーズンここまで4勝4敗で波に乗れていない。加えて今節は、チーム最多得点とリバウンドのニック・ファジーカスがチームの処分により出場停止となる。このカードは、2019-20シーズン以降、川崎の全勝だが、新潟にとっては千載一遇のチャンス。お互い想定していた以上にシーズン序盤から苦戦しているだけに重要な一戦となる。

信州ブレイブウォリアーズvs横浜ビー・コルセアーズ
前節、仙台89ERSとのディフェンシブゲームが1勝1敗だった信州。2試合とも仙台からターンオーバーを多く奪うディフェンスができていたが、第1戦はオフェンスが停滞し落とした。2桁得点が計算できる日本人選手がいるので、外国籍選手が安定的に2桁得点することに期待したい。前節、横浜BCは茨城ロボッツを相手に好ゲームを見せたが連敗。河村勇輝と外国籍選手で着実に得点を重ね、キング開や赤穂雷太も効率良く2桁得点し、明るい要素も多い。ただし、今節もパトリック・アウダの欠場が見込まれるため、正念場である。3ポイントシュートの成功率は、横浜BCがリーグ23位、信州がリーグ24位の最下位。お互い試投数は少なくないため、成功率が勝敗を左右する。

ファイティングイーグルス名古屋vs大阪エヴェッサ
開幕5連勝から一転、現在3連敗中のFE名古屋。前節、広島ドラゴンフライズ戦は2試合とも僅差だっただけに悔やまれる敗戦となった。ジョナサン・ウィリアムズと中村浩陸の欠場など不安要素もあるが、堅いディフェンスから速い展開で持ち味を見せたいところ。前節、大阪は三遠ネオフェニックスにエースのディージェイ・ニュービルを抑えられて連敗。直近3試合の敗戦はいずれも70点以下とオフェンスの不調が見られる。ニュービルが止められた時に、カイル・ハントとショーン・オマラのインサイドプレーで着実に得点したい。FE名古屋はフォワードタイプの外国籍選手を擁し、大阪はインサイドとガードの外国籍選手と、それぞれ特色が異なるため、どこでアドバンテージを取るのか注目。

島根スサノオマジックvs滋賀レイクス
前節のサンロッカーズ渋谷戦が1勝1敗の痛み分けに終わり、連勝が6で止まった島根。オーバータイムまでもつれる接戦を落としたものの、ニカ・ウィリアムスが復帰し、ペリン・ビュフォードと安藤誓哉も好調で、チームとしては上向きな印象だ。一方、滋賀は千葉Jに両日30点以上の点差をつけられて敗戦となり、現在4連敗中。イヴァン・ブバの戦線離脱は大きく影響し、攻守に渡る柱を失った状態である。千葉J戦は第1クォーターで30失点以上し、ゲームが決まってしまったので、まずは出だしから食らい付いていきたいところ。トランジションバスケを指向する両チームだけに、アップテンポなゲームが見られることを期待したい。