八村塁

写真=Getty Images

ハイパフォーマンスも「まだ始まったばかりですから」

ゴンザガ大学で3年目のシーズンを迎えた八村塁が、アイダホ州立大学とのNCAAディビジョン1開幕戦でゲームハイ、そしてキャリアハイとなる33得点の大活躍を見せ、チームを120-79の完勝へと導いた。

先発出場した八村は、24分の出場でフィールドゴール18本中13本、フリースロー9本中7本を成功させ、シーズン1試合目からキャリアハイを更新。強烈なダンクで会場を沸かせ、チームの主力として期待に応えた。

渡米後最高のパフォーマンスを披露した八村だったが、試合後には「チーム一丸となってやらないといけない。まだ始まったばかりですから」と控え目に語り、「相手に80点近く取られてしまったので、チームとして守備に力を入れないと」と早くも次戦に気持ちを切り替えている。

八村はチームの課題として守備を挙げたが、ブルドッグスにとって1試合120点は、1994年以降では最多の数字だ。しかも、これだけの得点をスターフォワードのキリアン・ティリー抜きで記録したのだから、八村が攻撃面で与えた影響は大きい。2017-18シーズンにチーム2位の12.9得点を記録したティリーは、足首の負傷により復帰まで約2カ月はかかると見られているため、今後も八村にはオフェンスでの貢献が求められる。

ゴンザガ大は、10日にテキサス・サザン大学とホームで対戦する予定。今後も八村の活躍から目が離せない。