ブレイク・グリフィン

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ジャクソンはグリフィンに感謝「気持ちが楽になった」

ピストンズは10年ぶりに開幕4連勝を果たすも、その後5連敗を喫し借金生活に突入した。だが、試合内容は徐々に好転しつつある。11月5日のヒート戦でもオーバータイムの末に115-120で敗れはしたが、ポイントガードのレジー・ジャクソンがオーバータイムだけで7得点を決め、シーズンハイの25得点を記録。第4クォーター終盤にファウルアウトとなったブレイク・グリフィンに代わり、オフェンスを牽引した。

今シーズンから指揮を執るドウェイン・ケーシーは、シーズン開幕からグリフィンをポイント・パワーフォワードとして起用し、オフェンスの舵取りを任せてきた。その効果は開幕4連勝という結果に現れたが、5連敗という状況を打開するため変化が必要なのは明らかだ。今後もグリフィンにハンドリングの大半を任せるようになるかは分からないが、ジャクソンとの連携向上は必須だ。グリフィンは、ジャクソンと意思疎通を図るため、オーバータイムの末に119-120で敗れたネッツ戦後、長時間メールでやり取りしたことをヒート戦後に明かした。

「ネッツ戦の翌日に、レジーとは長時間メールでやり取りをしたんだ。試合終盤の展開について意見を交わしたり、お互いを勇気づけ合ったり。とにかく上手く行く方法を見つけるために話し合った。それまでは終盤に連携が機能していなかったけれど、ネッツ戦では上手くいった時間帯もあった。だから彼とは、『自分たちが得意にしている4つのセットを機能させる方法を見つけよう』と話し合ったんだ」

グリフィンは、ジャクソンとのやり取りについて、こう続けた。

「試合終盤にボールを預かるのは、彼か自分になる。チームが点を決められるポジションに導くことも大事だし、勝つことも大事だけれど、彼か自分がやりやすい形を作らないといけない」

グリフィンが加入した昨シーズン後半戦以降、ジャクソンは精彩を欠いた試合が多かった。しかし、グリフィンの方から歩み寄り、2人の連携は改善する方向に向かっている。ジャクソンはグリフィンに感謝の気持ちを示し、彼とのやり取りについて、こう述べている。

「僕は誰よりも、自分が自分に対して厳しくあろうと思う性格なんだ。自分を責めて家に戻った後、ブレイクのようなスーパースターからメールをもらえて、気持ちも昂ぶった。彼は、僕を励まし続けてくれた。『試合終盤にどういうプレーをすべきか、どういうプレーを自分たちがやりたいかを見つけよう』と言ってもらえて、気持ちが楽になった」

「彼が僕に自信を与えてくれている。チームにいてくれて感謝しているんだ。彼は独りよがりな選手ではない。彼と同じように振る舞える選手を、僕はあまり知らない」

ヒート戦では、ジャクソン、グリフィン(24得点15リバウンド7アシスト)、アンドレ・ドラモンド(25得点24リバウンド)だけで合計74得点を記録した。リーグトップレベルのビッグマン・デュオだけでは、年々競争レベルが高まっている東カンファレンスを勝ち上がるのは難しい。そこにポイントガードのジャクソンが本来の姿を取り戻し、『ビッグ3』と呼べるレベルにまで進化できれば、ピストンズの可能性は大きく広がるはずだ。