マルコム・ブログドン

ペイサーズからの移籍について「成功を収められなかった」と納得

セルティックスがNBA制覇への切り札として、今オフに獲得したのが現在29歳のマルコム・ブログドンだ。昨シーズンのブログドンはペイサーズで36試合の出場に留まったが、1試合平均19.1得点、5.9アシスト、5.1リバウンドを記録。ポイントガードに加え、シューティングガードもこなせるコンボガードであり、セルティックスの課題だったガード陣の底上げを図る即戦力として大きな期待を寄せられている。

現地12日のチーム練習後にメディア対応を行ったブログトンは、順調に新チームに適応していると語った。「毎日、徐々に良くなってきていて、気分良くプレーをできている。シーズンが始まれば、さらに改善されてより快適になるよ。今もいつも通りオープンになったらシュートを決めていくことで、新しいチームでも自分のリズムをつかめている。さらにチームメートをオープンにする役割もこなして、自分のプレーをしていきたい」

また、ブログトンは中心選手の一人であり、同じポジションのマーカス・スマートのリーダーシップに感銘を受けていると言う。「彼は素晴らしい人物だ。常に元気かつポジティブで、みんなに責任を与えようとしている。彼はリーダーであり、どのチームも欲しいタイプのポイントガードだよ」

そして、今オフに過去3シーズン在籍したペイサーズを離れることを意識したタイミングについて「チームが再建モードになって、少し若返りを行った時」と振り返り、今オフの移籍は当然の流れだったと語った。「これに関してはペイサーズの過ちではない。なぜなら、中心選手をキープするだけの成功を僕たちは収めることができていなかったからね」

バックス、ペイサーズで中心選手としての実績十分なブログトンがシックスマンを務め、状況によってスマートと併用できるのはセルティックスにとって大きな武器になる。ブログトンがどんなプラス効果をもたらすのか、シーズン序盤におけるセルティックスの大きな見どころとなる。