「今の僕は100%健康だし、おかげで最高の気分でいられる」
アンソニー・デイビスは100%の力を発揮できるコンディションを取り戻してレイカーズに戻って来た。昨シーズンは膝と足首のケガが続いて82試合中40試合にしか出場できず、出た試合についても万全にはほど遠い状態でプレーしていた。
膝と足首の状態はかなり悪く、彼はドクターから「この何倍もひどくなっていてもおかしくなかった」と言われたことを明かし、「あの程度で済んで良かった」と語る。さらには公表されていなかったが手首も痛めていた。「1月から手首を痛めていて、シュートに影響があった。言い訳にはならないけど、本来のシュートを打つことができなかった」
膝と足首はデイビスのディフェンスとリバウンドを弱くし、手首のケガは得点を減らした。レイカーズが優勝した2019-20シーズン、彼は3ポイントシュートを33.0%の確率で、さらにプレーオフでは38.3%と、一流のシューターにも劣らない数字を残している。ゴール下で強引に押し込む力がありながら、デイビスがミドルレンジでも3ポイントシュートも決めたのだから、相手ディフェンスは対応できない。昨シーズンのレイカーズからはこの武器が失われていた。
だが「今の僕は100%健康だし、おかげで最高の気分でいられる」とデイビスは言う。「みんなに聞いてほしいんだけど、今の僕は良いシュートが打てている。ミッドレンジ、ポスト、ペリメーター、どこからでも決めてみせるよ」
そしてデイビスは今シーズンの個人の目標を「シーズン82試合に出場すること」と語った。レブロン・ジェームズも同じように「シーズンを通してプレーすること」を目標に挙げており、昨シーズンのリベンジをコート上で果たすことだけを考えている。