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それでも本人は敗戦の責任を認める「自分が良くなかった」
11月20日に本拠地チェピーク・エナジー・アリーナで行なわれたペイサーズ戦で、ラッセル・ウェストブルックは31得点11リバウンド15アシストを記録し、今シーズン5度目のトリプル・ダブルを達成。キャリア通算では実に42回目のトリプル・ダブルで、レブロン・ジェームズの通算トリプル・ダブル達成回数(43)まで、あと1回に迫った。
昨シーズンだけで18回のトリプル・ダブルをマークしたウェストブルックは、通算トリプル・ダブル達成数で現在歴代8位。昨シーズンを上回るペースでトリプル・ダブルを続けているだけに、今シーズン中に歴代5位のラリー・バード(59)を超える可能性もある。
2試合連続のトリプル・ダブルもさることながら、ペイサーズ戦で特筆すべきは、前半終了までリバウンドが0本だったという点だ。『ESPN』によれば、前半0リバウンドに終わった選手がトリプル・ダブルをマークしたのは、実に20年ぶりだという。
これだけの数字を残していても、ウェストブルックの頭にあるのはチームの勝敗のみ。オーバータイムの末に111-115で敗れた試合後、第1クォーター中盤に10点のビハインドを負う展開を振り返り「自分のプレーが良くなかった」と責任を認めた。
「もっと良いプレーができた可能性だってあった。毎試合、しっかりと準備した上で臨まないといけない。自分がチームメートを引っ張れなかった。もっとレベルアップしないといけない」
このままのペースでトリプル・ダブルを量産すれば、レジェンド選手ラリー・バードの記録も今シーズンで抜く可能性がある。