カーメロ・アンソニー

セカンドユニットの得点源として貢献できる戦力

ダニーロ・ガリナーリはイタリア代表で左膝の半月板を痛め、少なくとも8週間の離脱をすることになった。彼はユーロバスケット出場を逃しただけでなく、セルティックスのトレーニングキャンプ参加、NBAのシーズン序盤戦でのプレーをあきらめることになる。

そのセルティックスはガリナーリの穴を埋めるべく、カーメロ・アンソニーとの契約を検討していると『Bally Sports』が報じている。

カーメロは昨シーズン限りでレイカーズとの契約が切れてフリーエージェントとなっている。トレイルブレイザーズ、レイカーズでプレーしたこの2シーズンはベンチからプレーする役割を受け入れた彼は、一昨シーズンには3ポイントシュート成功率40.9%で13.4得点、昨シーズンに同37.5%で13.3得点を挙げており、セカンドユニットの得点源としてまだまだチームに貢献できる。

現在38歳。ベテランになり、プレースタイルの変更を受け入れたカーメロが狙うのはNBA優勝であり、昨シーズンにNBAファイナルに進出した優勝候補のセルティックスであればベテラン最低保証額での契約を受け入れられる。ガリナーリ復帰後は十分なプレータイムが与えられない可能性はあるが、それ以上に優勝を争うチームでのプレーを優先するはずだ。

ディフェンス面での懸念はあるが、セルティックスはチームでカバーできる。むしろ得点面でジェイソン・テイタムとジェイレン・ブラウンの負荷が高く、これを経験あるベテランで補うことが必要だ。

カーメロがオフのこの時期までフリーエージェントであり続けているのは、自分が行くべきチームを慎重に選んでいるから。ガリナーリのケガにより思わぬチャンスが舞い込むことになるかもしれない。