レブロン・ジェームス

「僕はまだ長くプレーできる気がする」と意欲十分

レブロン・ジェームズがNBAで自分の息子と一緒にプレーすることを夢見ているのは周知の事実だ。彼は今から4年前、当時13歳だった長男ブロニーについて「NBAでプレーするチャンスがあるなら、親子対決を実現させてみたい」と語った。去年3月には、地元クリーブランドでのNBAオールスターとあってリラックスした雰囲気の中で再びブロニーを話題に挙げ、「一緒にプレーしたい」と発言している。

そして今回、『Sports Illustrated』の取材に応じた彼は、次男のブライスとも一緒にNBAのコートに立つ新たな夢を語った。息子とのプレーに話題が及んだ際にレブロンは、「2024年、2025年、2026年、27年の1巡目指名権がどうなるか、僕は注意深く見ていくことになる」と発言した。これはブロニーではなく現在15歳のブライズが指名されるタイミングだ。

それを指摘されたレブロンは「僕はまだ長くプレーできる気がする。最も大事なのは気持ちの部分で、フレッシュであり続け、モチベーションを保ち続けることができれば、僕に限界はない。いずれ分かることだけどね」とコメントしている。

デル・カリーの息子であるステフィン・カリーとセス・カリーなど、NBAの『親子鷹』は少なくないが、親子が一緒にプレーした例は過去にない。レブロンがブロニーとコート上での共演を果たせば史上初となるが、その数年後に彼は『2人の息子とプレーする』夢を実現させるかもしれない。

現在37歳のレブロンがそれを実現させる可能性はどれだけあるのだろうか? ヒートのユドニス・ハズレムは42歳で現役を続けている。ビンス・カーターは22年のキャリアを打ち立て、43歳までプレーを続けた。レブロンがこの域まで現役を続けることは不可能ではないはずだ。

それを実現させるために最も重要な『気持ちの部分』で言えば、2人の息子と共演する夢が無尽蔵のエネルギーを生み出す。そう考えれば彼には本当に「限界はない」に違いない。