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3ポイントシュートは試投数、成功数ともキャリアハイ

現在リーグ首位を走るクリッパーズ。その司令塔として活躍するクリス・ポールは、開幕からの11試合でキャリア最高の3ポイントシュート成功率(47.3%)をマークしている。ポール本人は、今年のオフに受けたレーシック手術に関係があるかもしれないと『LA Times』に語った。

「この間、兄からメールがあって、『レーシック手術のおかげでシュート成功率が上がったんじゃないか?』と言われたよ」と、11月14日の練習後に語ったポール。「つい笑ってしまったけれど、手術をしてくれた医師は素晴らしかった。その医師に言われたことだけれど、僕の他にも彼の手術を受けた選手は、その次のシーズンにシュート成功率が上がっているそうだよ」

現在クリッパーズは、平均得点(108.8)と平均失点(92.2)でそれぞれリーグトップ5に入っている唯一のチーム。今シーズンはボールを動かしてオープンな選手にパスを出す意識が高く、ここ数シーズンで最高の状態にあると言える。

そのオフェンスを指揮するポールは、32点差で大勝した11月14日のネッツ戦(127-95)でフィールドゴール11本中8本(成功率72.7%)という高い確率でシュートを成功させた。その内の4本は3ポイントシュートで、今のところ成功率以外にも3ポイントシュート試投数(5.0)、成功数(2.4)ともにキャリアハイの数字を残している。

まだレギュラーシーズンは始まったばかりだが、リーグ最高峰の視野の広さ、ゲームメーク力に加え、レーシック手術による視力矯正で3ポイントシュートが武器となったのであれば、ポイントガードとしての完成形に近づいたと言えるだろう。

3ポイントシュートが高確率で入る事によって、今まで以上に止めにくい選手へとなったポール。