写真=滋賀レイクスターズ

遠山ヘッドコーチ「ワクワクする選手」

11月15日、B1リーグに所属する滋賀レイクスターズが並里成の入団記者会見を開催した。

並里は『スラムダンク奨学金』の第一期生に選ばれ、高校卒業後にアメリカへバスケ留学した経験を持つ。

旧bjリーグ時代の2012年に琉球ゴールデンキングスと契約。当時のヘッドコーチが、現在滋賀を率いる遠山向人だった。それが今回滋賀に入団したきっかけだったと並里は語る。

「ヘッドコーチの遠山さん、熱いブースターさんがいることで入団を決意しました」

並里はスピーディーでパスの技術も高く、小柄ながらフィジカルも非常に強い選手と遠山は説明した上で、一番の魅力を「ワクワクする選手」という言葉で表現した。

「彼がボールを持つとワクワクするというところが一番の魅力。次に何するんだろう、どんなことが起こるんだろうっていうワクワク感を持っている」

滋賀はここまで苦戦が続いているが、ビデオを見る限り「良いバスケットボールができている」と並里は語る。

自分の持ち味である「激しいディフェンスから素早い展開に持っていくバスケット」を心がけ、その「良いバスケットボール」の時間帯を伸ばせば勝利につながると説明した。

今週末この大阪戦からさっそく出場の見込み

並里のコンディションは良好で、今週末に行われる大阪エヴェッサとのアウェー戦への出場を目指して調整を進めている。ホームでのデビューは、11月23日の名古屋ダイヤモンドドルフィンズ戦となる見込み。

さらに並里のホームデビューを記念して、『NARITO WELCOME SEAT』が15席限定で販売されることになった。

ベンチの真後ろに位置するベンチシートに15席が設けられ、選手たちの間近で試合を観戦できる。さらに試合後に記念撮影参加権も与えられ、並里と一緒に記念撮影ができる。また、並里考案のメニュー「NARITOライス」まで付いてくるという至れり尽せりな内容だ。

「タコライス(NARITOライス)を食べてもらいながら、見てもらえたらなと思います」と、並里は少し照れた様子でPR。

現在2勝12敗で西地区の最下位に沈む滋賀。並里の加入を機に立て直し、まずは勝率5割復帰を目指したいところだ。